岳飛伝 12 飄風の章

  • 集英社 (2015年2月26日発売)
3.74
  • (17)
  • (26)
  • (31)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 218
感想 : 26
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087716009

作品紹介・あらすじ

海上では、韓世忠と李俊が激突。北では蕭けん材が、糧食を止め、金国上層部から呼び出された。南方では南宋軍の辛晃が再起をかけ、岳飛と秦容に挑む。国と人の関係が年月を経て、動きを見せ始めていた。

みんなの感想まとめ

国と人の関係が変化し、戦場での志を胸に戦う者たちの姿が描かれています。老兵たちが生きた証を刻む中、岳飛がついに動き出し、物語は新たな局面を迎えます。北方では蒙古の襲来や金国の内乱が進行し、南方では梁山...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • Old soldiers never die; They just fade away

    連合国軍総司令官マッカーサーの退任演説での有名な一節です(元々はイギリス陸軍で流行った替え歌だそう)
    数々の戦功をあげ、アメリカ合衆国史上最高の軍人と謳われ朝鮮戦争でも指揮を取った彼が、戦場で死ぬことなく軍を去ることになった自分を誇った言葉とも言われています

    なるほど、多分それっていわゆる職業軍人ならではの価値観なんだろうなと思ったりしました

    「替天行道」の旗の元、志を胸に戦場を生き抜いた梁山泊の老兵たちはただ消え去ることを良しとしません
    むしろ死に場所を求めてそれぞれの戦いを続けているようにすら見えます

    自分が生きた証を、仲間たちが生きた証を大地に刻み込むように、またひとり、またひとりと散っていきました


    老兵死す、ただ志は消えず


    大水滸伝はまだまだ続きます

    • ひまわりめろんさん
      クマさん

      ほんとそうですね( ̄^ ̄)
      クマさん

      ほんとそうですね( ̄^ ̄)
      2024/07/30
    • ひまわりめろんさん
      一Qさん

      自分の志がほんのちょっとでも子どもたちに伝わっていれば、それが生きた証になるんじゃないかなぁ
      一Qさんの子どもたちはとってもいい...
      一Qさん

      自分の志がほんのちょっとでも子どもたちに伝わっていれば、それが生きた証になるんじゃないかなぁ
      一Qさんの子どもたちはとってもいい子に育っているようなので、もう証は刻まれていると思うよ(・_・)
      2024/07/30
    • 1Q84O1さん
      ひま師匠

      良いこと言ってくれます。゚(゚´Д`゚)゚。

      なのに、こいつが出てきた瞬間に台無しだわ!→(・_・)
      ひま師匠

      良いこと言ってくれます。゚(゚´Д`゚)゚。

      なのに、こいつが出てきた瞬間に台無しだわ!→(・_・)
      2024/07/30
  • 遂に岳飛が動き出しました。
    やはり、主人公が動かないと面白くありません。
    最期は楊令の血を受け継いだ胡土児と。。。。
    そうなる事を期待します。

    北では蒙古の襲来とシリーズも終盤に向けて新しい時代が来ているのも感じさせます。

  • 南方では、岳飛・秦容の連合軍と辛晃率いる南宋軍が激突。一方水軍では、李俊が韓世忠を破ります。
    新帝が即位した金国、南宋の裏組織から逃亡する喬道清や王清たちの今後も気になるところ。
    そして、燕青と李師師が切なかった。。。

  • 夢中で読んだ、大水滸シリーズ終盤。

    李俊。李俊が渾身の一振りで韓世忠を斬るのが本当にかっこよかった。李俊は水滸伝の時からずっとずっとかっこいいよ。長江で狄成項充と一緒に戦うのかと思いきや。泣きながら戦う場所を与える張朔が良かった。血は繋がってなくても、魂が繋がってるもんね。そんな素敵な親子が梁山泊には沢山いるね。

    辛晃が弱かったわけじゃなくて、岳飛と秦容がまっっじで強すぎるだけなんよな。辛晃パートは文章からも神経質さが伝わってきたな。行方をくらませた辛晃はどうなるんやろ。祝家荘の聞煥章と呂牛を思い出した。

    コトジに楊令と声をかけた耶律越里。わー!っと声を出してしまった。爪の形までそっくりなんやもん、顔が似てこないわけがないよな。耶律越里が楊令に認められたいと願うのも、梁山泊軍を抜けた時のことを考えると、そりゃそうだよなぁと思った。私も楊令が恋しい。

    浪士燕青。ずっと強くて静かで優しいひと。あなたが最後に抱いた悲しみは、今までとは違いましたか。全てが完璧な燕青が愛した人。その人だけは手に入れられなかったんですね。でも最後に救えて良かった。
    私は燕青のことを水滸伝第一巻からずっと推してたの。ここまで生きていてくれたのが素晴らしい。一人の人生を見せてもらったなぁ。ああ本当に最後までしなやかで、かっこよかった。

    薛逸?ギャル曽根みたいで笑っちゃった。
    あと5巻。本当に最後だ。気張っていくぞ!

  • 韓世忠の遊軍が李俊に打ち破られる。

    金国はオベンが帝を誅殺し、海凌王が帝となる。

    人材不足で腐敗に喘ぐ。王清は、梁山泊と関係があることがバレて街を追われる。

    小梁山・岳都と南宋の闘いが激化していた。

    燕青が劉正と相討ちになり、李師師は自死し、青蓮寺は滅びる。

    秦檜は南宋の絹織物を育てようとしていた。

    梁山泊はゆくゆくは国の形がなくなり、市民に溶け込んでいくという展開なのか?

  • 3.8

    岳飛と秦容が手応えを感じる軍は現れるのか。現れてほしい感情もあったりする。
    あとさすがに李俊しびれた。

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 図書館で借りて読んだ。
    岳飛と秦容のコンビは強烈だなあ。
    李俊もかっこいい。あんな風に年齢を重ねたいものだ。

  • 第12巻読了

    水滸伝の確か冒頭から登場していた、浪子燕青がここで退場となった。孤独が似合う、大好きな1人だっただけに残念だ。
    水軍では、李俊が辛晃を切り捨てた。
    そろそろ終盤・・次の展開が気になる。

  • 李俊が韓世忠の水軍対決は、李俊が韓世忠を切り終結。
    辛晃は梁岳道を突くが、岳飛と秦容に圧倒され行方不明に。
    燕青は南宋の太子を暗殺しようとしていた劉正を倒し、その帰りに李師師の元へ。
    燕青の笛で舞いながら、薬を盛られていた李師師はなくなり、燕青もその帰りに亡くなる。

  • 燕青…
    水滸伝の前半は盧俊義にひたすら尽くしていて、盧俊義が死んだ後もあまり燕青の我を感じることはなかったんだけど、
    死に際は濃かったな。

    お疲れ様でした。
    史進の反応が気になる。

    そして李師師は唯一好きな女キャラでした。

  • ついに燕青と李師師が...あっけなかったけど、それはそれで、彼らに似合っていたようにも思えますね。

  • なかなか読み進められず、なんとか読み終わった。
    全然盛り上がりがなく・・・。
    このまま終わるのか。

  • 李俊の活躍が熱いぜ!

  • 今回は岳飛の戦いも熱くなってきてだいぶ面白くなってきた。

  • 予想通りの流ればかりだった。
    しかし引き込まれるこの筆力。

  • 20150720 広がり過ぎた話がそろそろ集約されるのかな。だんだん繋がりがわからなくなってきているのでこれ以上の展開は勘弁してもらいたい。

  • 水滸伝から楊令伝、岳飛伝と続いてきた北方さんのシリーズも、そろそろ大詰めの感じが出てきたなあ~
    いやあ、深い!

  • 大理における南宋と岳飛・小梁山のぶつかり合いは勝利。南宋水軍を追われた韓世忠は李俊に斬られる~大理から南下した辛晃は前線に砦を築いたが,秦容と岳飛は高山兵を遣って,景嚨の砦を攻略し,南の砦三つを切り離したが,兵糧はたっぷりある。象の河の造船所から中華世界に戻ってきた李俊は南宋水軍が出入りしている島は囮だと読み,韓世忠の本拠を見つけ出した。手頃な獲物となる大型船を韓世忠に追わせ,逃げ帰るところを追い掛けて,李俊は韓世忠を討った。兀朮は海陵王が勝手に禁軍を率いて会稽に現れたのを不快に思い,禁軍が轟交賈の荷に手を着けたのを不快とする簫炫材は物資の流通を停めた。金主が死亡し,海陵王が即位したのだが,太子には烏禄が就くことで抗争は已む。南宋では李師師の子が正式に立太子され,秦檜は李師師と青蓮寺の一掃を持ち出す~前巻からの流れで,長江付近の水戦と,大里における南宋と岳飛のぶつかり合いが終了。この巻で終わりかと思っていたらまだ続く。韓世忠は死んだが,辛晃は死んだのか。次は沙門島を巡る争いが展開されるはずで,金は北からの蒙古の圧力が強くなるはず。表紙の絵は,鳩を遣っているので,簫炫材かな?

  • 物語が中盤から終盤にきているような感じもしますが、いよいよ岳飛と秦容の連合軍が南宋軍と激突して北進を開始し、水軍同士の激突も出てきて、動きが活発化してきたような気がします。
    主要な登場人物の死もいくつかあり、この後の展開がどうなっていくのか?楽しみになってきましたね。

全25件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×