中年だって生きている

  • 集英社 (2015年5月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087716108

作品紹介・あらすじ

中年ではあるが、おばさんではない──と思いたいバブル世代。同窓会で会ったかつての美人が壮絶に老けているのにほくそえんだり、若者目線を気にしたり……中年女性の奥底を鋭く考察するエッセイ集。

みんなの感想まとめ

中年の生き様をユーモアと共に描くエッセイ集は、年齢を重ねることの楽しさや苦悩を鋭く考察しています。著者は、自身の経験を通じて「中年であるが、おばさんではない」と感じる心情や、世代間の複雑な関係性につい...

感想・レビュー・書評

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  • 毎々、身の回りにある事、事柄を分析、かみ砕いて記してくれ楽しく読めた。
    老化の放置はセレブの特権、ケネディー駐日米国大使を例にとるならばシワが多いがそれを放置するのは「自身があるから」
    このままで十分に幸せ。シワごときに左右される人生ではない。
    ローリングストーンズの公演、全員が70代だが自分たちの音楽、スタイル、今までの道のりに満足しているからそのまま放置。そんなふうに良い年齢を重ねてゆきたいと思った。
    ホルモンの増える中学生と減る中年は写真でいうところのネガポジの関係。
    シャッターを閉めつつある我が卵巣に対しては「お疲れ様でした」としか言いようがありません。卵巣としては、「いつか精子と出会って受精する日がくるに違いない」と信じてせっせと排卵してくれたであろうに、三十余年もの間、毎月空振りさせてしまった。卵巣としてもやり甲斐というものを感じられない一生だったのではないか。卵巣よ、今まで本当にありがとう。。。。

  • 身につまされる!
    あるある、と思うことばかり…

  • 昨年春に『負け犬の遠吠え』を読んで酒井順子さんのファンになり、以来できるだけ新刊を追いかけて、これで彼女の本14冊目です。
    今回も笑いましたー。

    酒井順子さんの本をいくつかのカテゴリーに分けるとしたら、これは『負け犬の遠吠え』と一緒かと思います。
    自虐的。綾小路きみまろ的表現。
    30代後半で負け犬であった順子さんが40代後半の中年になって経験し考えるいろいろ。

    ということはアラ還以降も、彼女がどんなエッセイを書いてくれるのか、楽しみです。

  • 相変わらず鋭いコメント。世代的にもバチ刺さる!

  • 「ハワイ」「親旅」「チヤホヤ」など
    言い得て妙

    つまりは中年のなんというか
    ダサさというか、情けなさというか、
    みっともなさは、若くも年老いてもいない点、
    中途半端さにあるという指摘は
    もっともだと思った

    個人的に「親旅」は人生の指標と
    言っていいほど心に響いた。
    これからの人生、何度も思い返すことだろう

    P42
    なぜ人は、親を「連れていく」ことに
    イライラするのでしょうか。
    それは「新しい役割に慣れていない」からの
    イライラだった気がします

    P43
    親が主、という建て前がありつつも、
    子供の方が様々な経験値が上。
    …と、そんなねじれ現象があったからこそ、
    我々世代の親子関係は複雑だったのでしょう
    -------------------------------
    P5
    自分のことを
    「中年ではあるがおばさんだとは
    思っていない」という人は、
    「中年」は年齢を示す言葉で
    「おばさん」は、精神のあり方を
    示す言葉だと思っています

    P6
    下の世代に言いたいのは
    「我々も疲れている」という
    ことなのでした。
    笛吹けど踊らぬ若い人々を見て
    「我々が踊らずしてどうする!」と、
    発奮して踊る、中年。
    単純に「踊りたいから」という
    理由もありますが、
    時には足腰が痛いのに無理して
    踊る時も、あるのです。
    静かなダンスフロアが
    哀しすぎるからと、
    ほとんど半泣きの表情で踊っている
    中年もいることを
    若者達は知らないことでしょう

    P6
    そんな我々は、引退が許されない
    世代でもあります。
    若い世代が交代してくれないので、
    いつまでもダンスフロアから
    退場することができないのです

  • 中年ではあるが、おばさんではない。人生70年時代には考えられなかった、長い生乾き時代を生きなくてはならない中年達の苦悩やジタバタを綴ったエッセイ。集英社文芸WEB『レンザブロー』連載を単行本化。

    そんな感じでジタバタやっております。

  • 2016.11.03読了

  • バブル時代をまだ引きずっているこういう人いる…と若干嫌悪感。
    引きずらず切り替えられた中年とそうでない中年の差ってなんだろう?と思ったりもして。

  • そりゃ中年だって生きてるだろうさ。
    でもそんな事言ってるんじゃないんですよね。

    酒井さんはこの本を書いた時は40代。
    彼女から見るとまだ30代の私は「中年」ではないのだろうか?

    でも私はもう中年だと思ってるんだよなー。
    これは謙遜したりして言っている訳ではなく、そういって開き直ってしまった方が楽だからに他ならない。正真正銘若い人たちと正面切って戦えませんよ。もう戦線離脱です。

    そう考えると「美魔女」って呼ばれている人たちって凄いですよね。まさに魔女。

  • いよいよ酒井さんの中年シリーズ(…なんてあるか知らないけど)も終盤となり、次は熟年へと突入か。

    同世代なだけにワカルワカル、ナルホドそういう世界へ私もこれから入っていくのですねと気構えをもらったり。でもさ、ちょっと遠吠えし過ぎでは?!と思うこともしばしば。同年齢に達した時、言ってた通りだったと思うのか、遠吠えだったなと思うのか…こわいな。

  • 「(医学の進歩により平均寿命が延び)人生は延びたけど、子宮や卵巣の性質は向上していないというのが、今の問題点」などと、誰も言ってくれないことをズバリ指摘してくれる酒井さん。
    だけど酒井さん同様産まなかった女としては、なかなかしんどい内容ではあった。
    酒井さんは未婚でも仕事で成功しているからね…

  • 914.6

  • 中年の普遍的な生態と言うよりは、バブル世代の中年期の特徴みたいな感じ。

  • 中年であるが故の悩みとか悩みとか悩みを綴ったエッセイというか指南書(笑)あーそうそう!と思ったり、あーマジかーそうなるのかーとビビッたり、あーやっぱりスヌーピーのTシャツ着て外歩いちゃダメかぁ〜と思ったり(笑)面白かった(笑)

  • この人とジェーン・スーが大人女子の自意識のグルになるのかしら。俺が読んでも面白かったが女性が読む方がずっと面白いんだろうと思った。

  • 前回あたりの週刊現代のエッセイは何か辛いものを感じたが、今回はまた突き抜けていて、力が抜け、ポジティブなおばさん=中年になった気がする。どれも納得の分析で満足。

  • 同い年なので よく理解できます。

  • 同世代として、身につまされる話題ばかりです(苦笑)
    昔だったらとっくに「おばあさん」世代になっていたはずの中年が、医学の進歩や時代で、若者であることを長く(自分勝手に?)引き伸ばし、「おばさん」になることすら、拒否しようとしている。確かにこれでいいのか、自分です。

  • ほぼ同世代の著者。
    更年期、閉経、プチ同窓会、などまさに共通の話題が盛りだくさん。
    旅行の話し、親が子を連れていくから、子が親を連れていくに移行する転換期が逆転の構図か…。

    お嫁さんが姑さんをヨーロッパ旅行に連れていってあげるってほんと聖人の域だわ。

  • 中年期って、人生の中で一番しんどい時期なのかもしれない。どっちつかずで。
    それに今の時代、女性は「中年でも綺麗であるべき!」という風潮があるから余計に大変そう。本人的にも、諦めたくない気持ちが強いだろうし。

    と、他人事のように書いてみましたが、若い子からすれば私だってもう「オバサン」。身につまされるお話も沢山ありました。

    「女を捨てている」とは思われたくないけれど、いつまでも頑張りたくはない。その折り合いってどの辺りでつけられるんでしょうねぇ・・・。
    適度に頑張り、適度に諦める。それができれば理想的なんだけどな。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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