東京零年

著者 :
  • 集英社
3.16
  • (3)
  • (28)
  • (37)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 200
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087716139

作品紹介・あらすじ

死んだはずの男・湯浅道男が生きていることを知った亜紀と健司は、事件の真相を解明するために動き出す。しかし、待ち受けていたのは抗いようのない公権力の壁だった。圧巻の社会派サスペンス!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 久しぶりの赤川作品、出だしは緊張感があり、面白く読み始め、湯浅事件まではさすがという感があったが、その後がだらだら、検事が恋をして本来の人間性を取り戻すことや、そのテーマの終点がぼやけてしまっていたように思う。
    吉川英治文学賞の根拠は?

  • ユーモアミステリ作家として活躍されている著者のその意気やよし。雑なのは確かだが、それでも500ページかかったのだ。著者の読者層が感覚的に今のままだとまずいと感じてくれればいいと思う。

  • 分厚い長編で読み応えありでした。警察によって無実の人がまるで生贄にされるように殺される。殺されたはずの湯浅が生きていた。亜紀の父が犯人扱いされた事件の被害者だ。様々な人が湯浅を探す。一方亜紀は偶然生田目健二と出会い、彼の父が検事の生田目重治と知る。誰もが権力に振り回され翻弄される。が、今回も楽しく読めました。

  • 帯文:”第50回吉川英治文学賞受賞作” ”今の世に問う、衝撃の社会派サスペンス”

    目次:1 不機嫌な夜、2 発作、3 真夜中、4 群衆の中、5 記憶、6 訪問、7 機会、8 レンズ、9 出発、10 落差、11 温泉、12 傷、13 商店街、14 辿る、15 安らぎ、16 おぼろげな顔、17 回想、18 背信、19 面談、20 拘束、21 計画の裏…他

  • プラス評価としては読みやすいからただそれだけでストーリーや犯行、社会の闇などが浅く広く書かれており、変に敵を大きくしているため現実味に欠けている。
    あと個人的に本の最初に登場人物の紹介一覧を載せている作品は好きになれない。

  • もっとノワール色、ディストピア色の濃いものと期待していたのでチト残念。今現在でも見え隠れする闇の世相を皮肉混じりに描いて欲しかった。また後半が粗雑になった感も否めない。特に湯浅と棚原が置き去りにされたのは勿体ない。極左運動に鞍替えし、亜紀をフォローし国を脅かす設定でも良かったかな。とは言っても、徹夜で一気に完読させる位の魅力のあるストーリーで、さすが往年のベストセラー作家。

  • 検事の息子(学生)の恋愛感情がすれてなくて、男ってこういう描写もするんだ?と意外な気持ちで読んだ。会社の男どもは相変わらず風俗の話を自慢げにしてるけど。

  • 吉川英治文学賞作品だったので読みましたが、突っ込みどころがありすぎて、集中できない…
    テーマはいいけど、リアリティが無さ過ぎて、ずーっと空を撫でているような感じ。これはこれで面白い読書体験でした。
    赤川次郎作品は初めて読みましたが、イメージ通り。

  • 犯罪者が捏造される現代社会の陰謀を描いた小説。

    三毛猫ホームズシリーズ以外の赤川作品は久しぶりでした。
    大作長編だけに、三毛猫ホームズのような無理やり解決するミステリーではないものの、風呂敷を広げすぎてちょっと雑な畳み方をしている感じがありました。
    さすがに一気に読ませるストリーテラーぶりは健在ですが、スマホをケータイと表現したり、他人のスマホがロック無しで見れてしまうのには、ちょっと時代感覚がずれている気がしました。
    もっとサスペンス調に怖い仕上がりになっていくのかと思いましたが、散弾銃のところ意外は暴力的や性的な表現も作者らしく抑えられていて、シリアスな場面でも仄々するような台詞があったり、エンディングも希望につながっていたりして赤川さんらしい雰囲気の作品でした。

  • ありえる話、だなぁと。
    民主主義と言いつつも、こういった領域は隠れていることが多いから。
    そして、疑問に思ったり、抗うことで変えられるものもあるっていうメッセージも感じ取れた。

全34件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。
代表作「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
執筆作は500作を超え、累計発行部数は3億を突破。メディア化された作品も数え切れない。

東京零年のその他の作品

東京零年 (集英社文庫) 文庫 東京零年 (集英社文庫) 赤川次郎
東京零年 (集英社文庫) Kindle版 東京零年 (集英社文庫) 赤川次郎

赤川次郎の作品

東京零年を本棚に登録しているひと

ツイートする