- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087716184
作品紹介・あらすじ
元陸自のパイロット・新居見充は平成南海トラフ大地震で家族を亡くした喪失感とともに生きていた。が、迫り来る富士山の噴火に、御殿場市と自衛隊を巻き込んだ全住民避難に動き出す……!
感想・レビュー・書評
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災害三部作の続編になるのかなぁ。その割には、前の三作のような緊張感もあまりなく、終始、避難に徹した内容は、少し飽きてしまった。もちろん、災害の時の避難は大切なのだけれど、前の三作のインパクトが強いだけに、物足りなかった。でも、今年に入ってからの噴火情報などもふんだんに取り入れられており、災害小説としては、貴重な1冊だと思う。
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ぞっとするような。フィクションですが噴火は実際になくはない。突然日常が変わることになることを想像して怖くなった。
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本日阿蘇山が噴火した。箱根は今も火口付近は規制されている。東日本大震災級の地震は、数年内に火山の大規模噴火を誘発するらしい。富士山の大噴火はいつかは必ず起こる。その際は日本の大動脈である東海道と、経済・政治・人口の中心地、関東への大打撃を伴い、影響は極めて深刻だ。噴火してから避難しても全く遅いわけで、どのタイミングで避難するか、また噴火の影響による経済的損失を、どのようにヘッジするかが個人の行動としては最重要課題だ。あらゆる自然災害に人類はほぼ無力であり、早く逃げることが唯一の守り方である。緊迫したストーリー展開が面白い。この著者のネタは尽きない。
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☆5つ!
本の題名はありふれているかも知れませんが、これはめちゃくちゃ面白いエンターテインメント超感動大作です。面白くて何を書いても中身に触れてしまいそうなのでグッとガマンです。ともかく読んでみてくだされ。(と、またも感想を省略するのであった・・・すまぬ。m(_w_)m) -
主人公はもとより御殿場市長も消防も警察も医師も自衛隊も決断力ある優れた人ばかり!感動したけど現実離れしているなあ…
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富士山という日本の象徴といえる自然の、美しさの裏に潜む脅威を知り、鳥肌が立つ。
彼の作品は終わり方がいつも心地よいので安心して読める。 -
胸が熱くなる。地震大国日本に住む限り考えておかねばならない問題を突きつけられる。
コロナ問題だけでなく、地震・洪水・火山噴火などわが国では対策を立てておくべきことがたくさんある。しかし、いつ起こるかわからないものに予算はつかない。
私たちは、自分のことばかり考えるのではなく、将来のあるべき日本のために今自分が何ができるか強烈に考える時期にきている。絶対に読むべき本としておすすめする。 -
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