- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087716382
作品紹介・あらすじ
新聞記者・南のもとに送られてきた、政界を揺るがす一通のメール。送信したと思われる人間は姿を消していた。真相を追い求めた先にあるものとは──。虚実入り乱れる情報社会を捉えた長編。
感想・レビュー・書評
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「警察回りの夏」の続編。
本社の社会部へ異動となった南のもとに、一通のメールが。そこには、大手IT会社が議員へ送った献金リストが添付されていた。同様のリストは政治家の富永へも。真実を探るべく、南と富永は動き出すが。。。
民主党のメール問題を思いださせつつも、軸がぶれているというか、バラバラな感じが。ラストも物足りなさを感じてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなかに読ませる話...ではあった。のだけれども。最後の最後でねぇ。まあ落ち着く処に、って気もしますけどもw
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あまり登場人物に感情移入ができない(魅力的な方がいない)ので淡々と読みました。とりあえず3部作とのことなので最後の一冊も読んでみます。
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続編だったのかーそうかー
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新聞社勤務をしていた作者なだけあって、細かい描写が丁寧でしたね。政界の魑魅魍魎、表現の自由を主張するマスメディア界、相反する世界が繋がる点は何を意味するのか(笑)
最後の落ちは正義感?ちょっと違和感がありましたが、二転三転四転とスピード感は圧巻です♪ -
面白かった。最後はやっぱりねという感じだったが。まだ続きそう。
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政治記者の「水面下」の動きを描く作品。現実とはこういうものかもしれないが、読者は小説を読んでいるのであり「面白い話」を期待しているのだ。ほとんど何の仕掛けもないお化け屋敷に入ったような、「これでいいの?」な読後感。出てくる登場人物も存在感が乏しく、肝心なところがぼかされていて(というか書きこまれていないので)すっきりしない。これは好みの問題ではなく、作者の力量の問題だと思う。また、この作者の作品をそれほどたくさん読んではいないが、家庭的なシーンが皆無である。ほとんどすべておっさんたちの職場でのみ話が展開される。そもそも女性がほとんど出てこない。申し訳程度に赤城という謎の女とハニートラップの女は出てくるが、あまりに軽い。こんな作品で単行本を出せるということで、作家志望の人に希望を与えるかもしれないが。
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3.5 新聞記者と政治家の話し。メディア規制法案をめぐる闘い。
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2017_05_07-039