ラメルノエリキサ

著者 :
  • 集英社
3.24
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本棚登録 : 329
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087716511

作品紹介・あらすじ

女子高生・小峰りなのモットーは、どんな些細な不愉快事でも必ず「復讐」でケリをつけること。そんな彼女が夜道で背中を切りつけられ──。鮮烈なキャラクターが光る第28回小説すばる新人賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったですよ。

  • 面白かった

  • 主人公は、正直仲良くなれないな、って子。
    復讐に執着している子。
    周りにいる子も、いるいる、な子。ノリでいじめするような。
    主人公は冷めた目で周りを評価していて、ママは完璧と言いながらもコンプレックスを抱いていて残酷な感情も持ってる。
    人の傷口をこわごわみているような小説だった。

  • ダ・ヴィンチプラチナ本  2016年4月

  •  こちらはちょっと乱暴は小説。

     主人公の女の子は、りな。
     彼女は復讐至上主義の女の子。
     自分を害するものは徹底的に許さない。
     そして、そのためには手段も選ばない。

     そんなりなが、学校帰りのバス停で、いきなり襲われる、という事件が起こる。
     犯人が残した言葉は
    「ラメルノエリキサのために」
     彼女はこの言葉をヒントに、犯人にたどり着くために独自の捜査を始めるが……

     という話でした。
     個人的にはなかなかにりなの性格が好きです。
     いやまあ、かなり傍にいたら迷惑だと思うし、こええって思うからアレですけど……
     ここまですっぱりやってくれると気持ちがいいです。
     そして、最後がやっぱり骨抜きになっちゃうのもいい。
     りなにも弱点があるんだなあ……ってわかるのもいい。
     何もかもがとってもいい感じなので、個人的にはとても満足です。
     でもちょっと、復讐とかハードなの苦手な人には厳しいかもしれません。
     ちょっとそれくらい生々しいレベルの復讐心でした。

  • 誰でも心の奥底に持っているであろうドロドロとした恨みの心。それが清々しいほどに表に現れている主人公に好感を持ってしまった。こんな危険思想、普通なら行動に起こす前に消化するのに、りなは確実に実行に移す猟奇的な女子高生で、その心の動きをこの年齢にしてはわりと正確に意識しているところが良い。自分を刺した相手を執拗に追い廻す中で、友情や家族への想い、そして隠れ毒親への怒りなども交えて、思春期の心情を軽妙に描いています。ミステリー部分も迫力を感じましたし、面白かったです。

  • 女子高生の復讐話。こんな子いそう。2018.2.26

  • 【あなたが悪いんだから。私が許さないんだから。】
    「ラメルノエリキサ」っていう単語がもう、すてき。
    声に出したい日本語。
    意味など考えず、ただただ言いたい、「ラメルノエリキサ」。
    この言葉を考えタイトルにした段階で、勝ち。

  • 「自由なサメと・・・」が非常に面白かったので、コレも図書館で借りてきた。
    正直話は面白くも何ともない。
    しかしこの人の書く文章が好きだなあ。
    なんだろうこの感じ。
    スゲえ好き。
    「自由なサメ・・・」を読んだ時にも感じたこの心地よさはなんだ?
    内容はどうでもいいからとにかく文章を読んでいたい感じがある。
    どこがどう違うのかは説明できんけど。
    出来ればまた短編集が読みたい。

  • 色んな意味で軽い。
    内容が軽い、ページ数が薄い、登場人物たちの思想がペラい、話の展開がチャチい、オチがヤスい…

    若い子が読むんならエエのかな?
    って、これがオモロいと思う子が紙の本を読む姿は似合わなんな、スマホでキンドルなら読むかな?知らんけど。

    読みやすくて1時間ほど時間潰すとか冊数稼ぎには良いのかも…。俺には向いてなかった。

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著者プロフィール

渡辺 優
1981年静岡県生まれ。天理大学人間学部宗教学科講師。東京大学文学部卒業,東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了,博士(文学)。2011-2013年,フランス政府給費留学生としてパリ・イエズス会神学部(Centre Sèvres),社会科学高等研究院(EHESS)に留学。2014年4月より現職。専門は宗教学,とくに近世西欧神秘主義研究,現代神学・教学研究。訳書に,『キリスト教の歴史 ―― 現代をよりよく理解するために』(共訳,藤原書店,2010年),論文に「もうひとつのエクスタシー ―― 「神秘主義」再考のために」(『ロザリウム・ミュスティクム:女性神秘思想研究』第1号,2013年),「教祖の身体 ―― 中山みき考」(『共生学』第10号,2015年)など。

「2016年 『ジャン=ジョゼフ・スュラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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