大きくなる日

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 132
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087716542

作品紹介・あらすじ

子供も、親も、保育士さんも、先生も、心をつなげば大きくなれる──。四人家族の横山家の歩みを中心に、人間の成長を描く九つの連作短編。『おれのおばさん』シリーズの佐川光晴が贈る感動作!!

感想・レビュー・書評

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  • 介護、外国人家族、少年サッカーの指導、保育現場の課題、部活、恋、PTAなど、様々な問題にもがきながらも解決に向け頑張る人たちの九つの連作短編。
    私にはみんなちょっとまぶしかったかな(〃∀〃)ゞ

    あ〜男の子ってこんなに可愛いんだ。保育園から中学卒業までの太二くんを色んな角度から見守って、気分はすっかり太二くんママ(⁎˃ᴗ˂⁎)

    介護の問題には不安になった。自分の親の介護をする時主人に迷惑をかけずにどこまでできるのか…時にはこの夫婦みたいに喧嘩になってしまうのかな。
    色んな問題を家族で乗り越えていきたいそう思える本でした。

    「ぼくのなまえ」太二くんの卒園式。

    「お兄ちゃんになりたい」介護問題。旦那さんが怒ってビックリした。これが現実か。

    「水筒の中はコーラ」文化の違いって大変。コーラはお茶みたいなもの?

    「もっと勉強がしたい」母は父の味方であるべきか子供の味方であるべきか。

    「どっちも勇気」サッカーチームの指導者の大変さ。

    「保育士の仕事」保育の現場はどうなっていくのか、今まで考えたこともなかった問題。

    「四本のラケット」部活の人間関係はいつの時代も難しい。グーパーじゃんけんはよくないね。

    「本当の気持ち」ちょっと、えっと思った。中2の女の子が好きの気持ちが最高潮になったとしても片思いの人に対して「いつかあのひとの子どもを産みたい」とは思わないような…。

    「みんな笑顔」受験前後のPTAは特に難しい。親も子も大変なのだ。

  • 初めての作家で
    初めて読んだ作品が
    自分の中でヒットであれば
    その日は とてもいい気分になってしまう

    図書館で何気なく
    手に取った一冊でした
    これが 上記の条件そのまんま

    どこにでもあるような
    等身大の日本の家族の営みが描かれる
    とくにそんなに大きな出来事が起こるわけでもなく
    とくに超人的な主要人物が大活躍するわけでもない

    それでも、最後まで
    うん あるよねぇ こういうこと
    うん あるよねぇ そういう気持ち
    うん あるよねぇ そうなってしまうこと
    それらが
    適度な緊張感とどうなっていくのだろう
    の見事なストーリーテーリングで
    最期には ほっ とさせられる

    優れた日常小説ですね

  • 期待してなかったけど良かった、心がちょっと綺麗になった気分。

  • 子育て遂行している時は、がむしゃらに、成長を望みながら、大きくなって、手にかからなくなったら、これは、これで、寂しいものである。

    この小説は、四人家族の普通の家庭。
    その太一が、保育園から高校受験まで、、、心身ともに、成長して行く過程と、その家族の周辺での出来事など踏まえて、皆
    体験していくいくつかの問題が、提示されているように思える。
    保育園問題、外人の友達、サッカー部の顧問、PTAの役員、受験問題、親の介護・・・・

    子供が、膝に乗って来ている間、親は、一番至福の時間かもしれないと、、、、

  • 太二の保育園から、中学卒業まで。
    いろんな目線で、時に主人公、時に脇役。

    ほんとうの気持ち
    がよかった。
    中学生の女の子の恋心や、母を想う気持ちに涙。

  • 【収録作品】第1話 ぼくのなまえ/第2話 お兄ちゃんになりたい/第3話 水筒のなかはコーラ/第4話 もっと勉強がしたい/第5話 どっちも勇気/第6話 保育士のしごと/第7話 四本のラケット/第8話 本当のきもち/第9話 やっぱり笑顔

  • 保育園から中3までの長男太二くんの成長とともに横山家の日常を描く連作短編集。

  • ごく普通の家庭に育つ太二の保育園時代から中学卒業までの連作短編集

    素直で子供らしくスポーツも得意で勉強もそこそこできる太二。
    彼の成長を、家族の目からだけでなく、他人の目からも描いていく。

    親戚の子どもを見守るような気持ちで読み進めることができた。基本的にすごく悪い人は出てこないし読後感も良い。

    おれのおばさんシリーズの作家ならではの優しい雰囲気が良かった

  • オムニバス形式の小説。
    全9話。
    しんみりしたり、成長したなぁって感じたり、日常の出来事が凝縮された一冊だった。
    面白かったです。

  • どこにでもありそうな普通の家族、横山家の日常を描く連作短編集。保育園から中3までの長男太二くんの成長を時には近所の人目線で、時にはわが子のように追っていきながら、読み進みました。とびきりのいい子に成長している様子が嫉ましくもあり、眩しく感じたり誇らしかったり、いろんな感情が忙しく湧いてきて、そして泣けました。

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著者プロフィール

佐川光晴(さがわ みつはる)
1965年東京都生まれの小説家。北海道大学法学部入学後、恵迪寮で学生生活をおくる。出版社勤務ののち、1990年から10年間にわたり大宮の屠畜場で働く。
2000年『生活の設計』で第32回新潮新人賞受賞。おもな著書に『おれのおばさん』シリーズ4巻、『ジャムの空壜』『家族芝居』『ぼくたちは大人になる』『静かな夜』などがある。ノンフィクションに『牛を屠る』。ほか、『主夫になろうよ!』など。

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