- 集英社 (2020年1月24日発売)
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感想 : 100件
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784087716924
作品紹介・あらすじ
茶虎で金目銀目の猫、みかんは江戸・吉原で髪結いをするお香のもとで可愛がられて育ち、まもなく二十年が経とうとしていた。
病の床についたお香は、尻尾が二叉に分かれ、言葉を操り始めたみかんが、やがて人に化ける猫の妖怪「猫又」になる特別な存在だと告げて、この世を去る。
飼い主を取り殺したと疑われ、追われるみかんを助けたのは、先輩猫又の加久楽(かぐら)だった。妓楼の一室に匿われたみかんは、同じ新米猫又の白花(しろか)らと出会い、猫又のあれこれを教えられる。
花のお江戸に隠された六つの陣地に分かれて、陣取り合戦を繰り広げていること。代々の徳川将軍のはからいで、江戸城の中には新米たちが修業する学び舎「猫宿」があること。猫又史にその名を刻む英雄「猫君」の再来が噂されていること……。
加久楽に連れられ猫宿へやってきたみかんは、「猫宿の長」と呼ばれる謎の人物をはじめ、様々な師匠のもと、仲間とともに数々の試練に挑んでいく――
『しゃばけ』の著者が贈る、お江戸ファンタジー開幕!
【著者略歴】
畠中 恵(はたけなか めぐみ)
高知生まれ、名古屋育ち。二〇〇一年『しゃばけ』で第十三回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。病弱な若だんなと摩訶不思議な妖たちが様々な事件を解決する同シリーズで二〇一六年、第一回吉川英治文庫賞を受賞。
その他に、揉めごとの裁定をする町名主の跡取りが幼馴染とともに難問奇問に立ち向かう「まんまこと」シリーズ、古道具屋を営む姉弟と、妖怪と化した道具たちが遭遇する事件を描いた「つくもがみ」シリーズ、『うずら大名』『わが殿(上・下)』など著書多数。
みんなの感想まとめ
猫又という妖怪の世界を舞台に、茶虎の猫みかんが成長していく物語が描かれています。みかんは、育ての親から「猫又になる運命」にあると告げられ、先輩猫又の助けを借りて江戸の遊郭で新たな生活を始めます。仲間た...
感想・レビュー・書評
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著者、畠中恵さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
---引用開始
畠中 恵(はたけなか めぐみ、1959年10月10日 -)は、日
本の小説家。
代表作は、新潮社から刊行の『しゃばけ』シリーズ。
---引用終了
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
茶虎で金目銀目の猫みかんは、病に伏せる育ての親から「お前さんは『猫又』になりかかっている」と告げられる。20年生きた猫は、人に化けて言葉を操る妖になるというのだ。先輩猫又によって吉原遊郭に匿われたみかんは、江戸城内に新米猫又の学び舎「猫宿」があると教わる。さらに猫又史の英雄「猫君」の再来が噂されているらしく…。みかんが仲間と共に数々の試練に挑む、お江戸ファンタジー!
---引用終了
本作を手にとったことで、猫又という妖怪を知った。
何やら、江戸期には、猫が歳をとると猫又になるので、長期間、猫を飼ってはいけないとの言い伝えがあった地域があったとか。
以下は、ウィキペディアより引用です。
---引用開始
猫又、猫股(ねこまた)は、日本の民間伝承や古典の怪談、随筆などにあるネコの妖怪。大別して山の中にいる獣といわれるものと、人家で飼われているネコが年老いて化けるといわれるものの2種類がある。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫達が活躍する時代もの。
普通の猫というよりも、猫又。
ちょっと見は猫でも、猫らしい性質はあまりない感じですね。
「猫君」をめぐって~元気な猫達が繰り広げる大騒動を描いていきます。
名だたる武将が実は「猫又」だった!という設定。
ジャンルとしてはファンタジーには違いないのだけど、不思議な世界という空気は意外と、ないのです。
他の作品よりも、てきぱきというか、さくさくとというか、にぎやかに進みます。
こういうのも書けるんですね☆ -
ブクログに色々読んだ本を登録し始めて気づいたが、小説をあまり最近読んでいない。
そこでとりあえず何か新しいものを読まねば、と探したが目につく小説は猫ばっかり。というわけでストレートに題名で選んで読んでいる。
みかんは無事りっぱな猫又になれるんだろうか。
そしてなぞの「猫君さま」とは?? -
とても軽く、明るく、読了感良く、面白かった。猫又のホグワーツ、猫宿を中心に巻き起こる学園ドラマという感じ。
なんと、織田信長と明智光秀、服部半蔵などの正体がわかる!歴史QED(ウソです)。11代将軍家斉の時代、新入生の”みかん、白花、ポン太”が、ハリー、ハーマイオニー、ロン、という配置。子供から大人まで年齢関係なく読めると思います。猫又かわいい。
残念なのが表紙、これがあるばっかりに、最初の”鍵玉”のシーンの面白さが半減。表紙にはネタバレがないほうがええですね。 -
日本史と猫又の歴史が重なっているのが面白かった。有名戦国武将が実は猫又だったというのには、上手いこと考えたと思った。
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20年生きた猫は猫又になってホグワーツのような学校に通って勉強するとか猫版ハリーポッターのようなお話し。
主猫公のみかんが正義感ありで小生意気で興味湧かず寝落ちしてなかなか読み進まない。コミュ症で陰キャなら応援しちゃうけど。眠れない夜に睡眠薬替わりにいいかも -
新しいシリーズなんだよね。6話あるが、前半は背景や登場人物の紹介って感じで、後半やっと話が展開しだす。ただ、なんかそれぞれの話がもう一つしっくりこなくて途中で寝落ちしてしまう。一通り登場人物(?)に慣れたので、続編やるなら早くして欲しいけどもう2年以上経ってるのね。これで終わりかしら・・・
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今回の妖は、猫又です。
20年生きて猫又になれた新米の猫又みかんが、新人猫又用の塾で出会った仲間たちといろいろな出来事に遭遇し、解決すべく奮闘します。
犬派ですが、にゃんにゃん可愛い子たちでした。 -
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登場人物みんな良いやつだなーって感じ。みかんの行動力とチャーミングなところ、色んな視点で物事を見られるところが好き!それぞれどの猫も良いところがあってこういうところがあるから好かれるのねって勉強になった。
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20年生きた猫は猫又になるらしい。みかんという猫も猫又になり、猫又の学校に通い、仲間と共に試練に立ち向かう話。猫又達が可愛いし、試練に立ち向かう姿も良いし、読後続編ないか調べたくらい面白い。
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軽快で楽しい新米猫又の冒険。
設定が面白い。将軍家と猫又学校の。
そして、主人公みかんがパニクって走り回るときの描写が、まるでテレビか漫画で見てるように思い描けるのは筆者のすごいところだと思う。 -
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花のお江戸に隠された、猫又の陣地六つ。花陣・姫陣・祭陣・武陣・黄金陣・学陣。各陣の新米猫又は、将軍様の庇そうと様々な試練が課せられて―。お江戸猫又ファンタジー。
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猫は20年以上生きるとしっぽが二股に割れて、猫又という妖になるという。茶虎の雄猫みかんは、飼い主のお香を亡くし、間もなくして猫又になり、江戸に六つある陣のうち祭陣の新入り猫又になり、ほどなく江戸城中にある猫又の学校とも言える猫宿で他の陣の新米猫又たちと共に学ぶことになった。そこで起きるさまざまな厄介事や、身に降りかかる難問を仲間たちとともに日々乗り越えて、次第に生きる術を身に着けていくのだが――。20年以上生きた老猫であるにもかかわらず、幼い猫のように愛らしい新米猫又たちが、個性にあふれていて魅力的である。自然と役割分担ができていくところが、人間社会を見ているようで面白い。諍いがあったり、張り合ったり、助け合ったりと、少しずつきずなを深めていくのも微笑ましく、それを見守る師匠たちのまなざしのあたたかさにも胸が熱くなる。もっともっと続きを知りたくなる一冊である。 -
新米猫又達が学ぶ猫宿。
それは将軍の庇護のもと江戸城にあった。
とっぴなようで、身近な世界。
壮大なようで、こじんまりとした争い。
これもシリーズ化しそうかな。
[図書館・初読・3月17日読了] -
歴史に絡めたお話で少し勉強にもなりました!
とてもほのぼのとした作品。
猫又達が可愛いので映像で観たくなりました。 -
畠中恵さんの作品は沢山出ているのは拝見しておりましたが、中でもこの話は特に面白かったと思います。
猫は二十歳過ぎると猫又に…
新米猫又達の奮闘ぶりが可愛かったです。
主人公のみかんが特に可愛い。
不思議で可愛い猫又ワールド。
続きがあっても良いなあと思うお話でした。 -
猫又も学校に行くんですね。
で…猫君はいったい誰が?と気になるけど、猫君ってそーゆーものなのかとも納得したり。
猫又達と秀吉や家康との関わり合いを知りたかった。 -
面白かったー!
六陣と新米猫又達の情報戦が面白かった。
私も毛の塊に入れて欲しい。
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