しゃもぬまの島

  • 集英社 (2020年2月26日発売)
2.18
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087716986

作品紹介・あらすじ

人を天国へと導く幻獣「しゃもぬま」が、ある日、私の家のドアをノックしたーー。
待木祐(まちきたすく)は、「夏みかん」の栽培と、「しゃもぬま」という馬のような動物がいるこの島で生まれた。しゃもぬまは死後必ず天国に行くことから、神聖視されている。しゃもぬまは死期が近づくと、島の人間を一緒に天国に連れて行ってくれることがある。そこから、島の人間で誰かが死ねば、しゃもぬまを葬式に呼び、反対にしゃもぬまから「お迎え」がきたら、誰か一人を死なせる慣習が生まれ、永く島では守られている。今の祐の仕事は、風俗情報誌の編集。ある日、睡眠障害に悩まされ、心身ともに疲弊した祐のアパートに、しゃもぬまがやってきた。困惑しながらも、しゃもぬまを受け入れ、死との共同生活が続くうち、祐は奇妙な白昼夢を見るようになる。また、島にいたころの親友・紫織が家に押しかけてきたのを皮切りに、島の人間も不穏な動きを見せ始める。夢の中に現れる女性の正体、そしてしゃもぬまが迎えにきた人間とは。

人を天国へと導く幻獣「しゃもぬま」が住む島。美しい少女たちの記憶と、呪われた家系の秘密。あの世へと誘われるのは、いったい誰なのか。幻想と現実を切り裂く、衝撃のデビュー作。第32回 小説すばる新人賞受賞作。


(著者略歴)
上畠 菜緒(うえはた なお)
1993年、岡山県生まれ。島根大学法文学部言語文化学科卒業。本作により第32回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。

感想・レビュー・書評

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  • 独特な世界が過ぎ自分には積読も考えました。これがある意味凄いのかも知れません。
    敢えて苦痛のまま読者に伝えないのが純文学なのか?
    まるで感性のない自分に苛立ちました。
    糞とが好きなのか、何回もしゃもぬまの糞が表される。
    そして、しゃもぬまとらやらをサッサと管家に渡しあげてください。途中で時間の無駄にとても感じ斜め読みしました。生の魚はさて置き夏みかんを食べよう。
    ラストに近づけ近づく程、斜め読みしたなる、『面白いと思う人もいる。』名作でございます。感性を共有出来ない凡人な自分がいました。凡人な自分ですからお許し下さい。大衆向けではなく、個人に刺さる本なのかもしれません。
    混乱なく佑の現在、過去、夢の世界を感じて下さい。
    ししゃのうまと勝手変換してしまう、凡人です。

  • 小説すばる新人賞
    不気味です
    読み進めると体がだるーくなる
    もうやめようかなあと
    でも
    また読む
    新人とは思えない筆運び
    うーん
    でも

    ≪ 天国へ みちびくしゃもぬま この島は ≫

  • 第32回小説すばる新人賞受賞作品。宮部みゆき爆推しと帯にあった為、読んでみたが、爆推しする良さがわからない(๑-﹏-๑)人を天国へと導く幼獣『しゃもぬま』が、祐(たすく)のもとへ…しゃもぬまの来た理由とは?現実と妄想、夢の中とコロコロと場面が、急に変わったりするし、現実なのかそうじゃないのか判然としない場面もあったり…女の子なのに、祐という名前とか、ほんとよく分からない小説だった。

  • 夢と現実と回顧をするすると滑らかに行き来するので、油断すると置いていかれそうになった。しゃもぬまという島特有の生き物がそもそも不思議で、実在しているのかどうかすら怪しいのだが、神秘的な存在のわりに行動は妙に可愛げがあって愛おしい。ただ、ある人が後半になっていきなり重要人物として浮上してくるので、そのあたり序盤でもう少しにおわせてほしかった。また主人公の名前はおそらく漢字の意味から選んだと思われるが、「ゆう」とせず「たすく」としたのも意図あってのことかと勝手に想像。つまるところ、狭い島で心をこじらせた人たちの物語かなと思った。

  • 独特な世界観。幻想的で雰囲気ある話でしたが、難解。

  • テーマからも文体からも全体的に死の香りがする作品。序盤のゼリーを食べるシーンのリアルなグロテスクさが印象的でした。

  • 死んだ人間を天国へ導くという幻獣「しゃもぬま」がいる島で育った祐。逆にしゃもぬまの方から生きた人間の元へやって来ると誰か1人が死ぬ風習がある。ある日、島を離れた祐の元へしゃもぬまが訪れた。
    第32回小説すばる新人賞受賞作。

    天国へ連れて行ってくれもするし、誰かを死なせるきっかけにもなるー 死と結びつきの深い幻獣。
    帯の「宮部みゆきさん爆推し」に釣られた口ですが(宮部さんが爆推しなんて言葉使うのかな。編集者が安易に付けた感)、なんか最後までいまいちわからない話と没入できない雰囲気。
    その割にしゃもぬまの獣臭さと生々しさが妙に印象に残ってる。

  • 宮部みゆきさん絶賛…に肩透かしくらった。ラストまで夢か現実かわからないようにした「わざわざ」感がぬぐえず。個人的には好きではない世界観。ずーっと霧の中みたいな…。ずーっと晴れない気分。

  • 読み進めるのが苦痛だった。
    色々、気持ち悪い。

  • しゃもぬまという幻獣が出てくるおはなし。
    現実なのか?夢なのか??なかなかわかりにくく、ふんわりした感じ?だった。

  • ちょっと難解と言うか、いつの間にか夢と現実が交差しながら話が進んで行くので、情景があまり浮かばないまま読み終わってしましました。
    人に寄っては良い作品なのでしょうが、、(^_^;

  • これ本当に終わるのか?と思うところからしっかり終わって驚いた

    夢なのか現なのか分からないままに物語は進行していって
    夢なのか現なのか分からないままに物語は終わった感じ
    ホラーだけどファンタジーでなんというかしゃもぬまにつままれた感じというふんわりした感想になる

  • 田舎の島で祀られる生き物を題材にしており、最初はホラー系の作品かと思ったが、意外としゃもぬまに愛嬌がある。むしろ主人公の社畜生活という現代的な問題の方が読者的には辛いものがあり、その描写と主人公が見る夢がリンクしながら話が進む。試みは面白く、ラストシーンも良かったが、場面転換が分かりづらかったのがもったいなかった。

  • 夢、現実、回想シーンとコロコロ変わり置いていかれる感がぬぐえない。文体として読点が多すぎて、文章がブツブツと途切れる所が多く、内容が頭に入りづらい。もう少し幅を大きくというか、大まかな流れだったら読みやすかったかと思う。

  • 2022/3/14

  • 村とか島にある独特の風習がこの物語で1つの死生観を形づけていると感じました。
    夢と現実、過去と今が混ざりあってちょっとわかりにくさはありましたけど、読み応えはありました。

  • p.20
    桃が入ったゼリーだった。シロップにつけられた桃が、薄赤いゼリーの中で胎児のように浮かんでいる。

    よくわからなかったです。
    果物ゼリーの桃を胎児と表現したのはゾクッとしました。

  • 雰囲気はスゴくあるんだけど、
    共感出来ないというかおいてかれる。

  • 小説すばる新人賞受賞作。
    私には刺さらない世界観でした。でもハマる人にはハマるのかな?

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00603773

    人を天国へと導く幻獣「しゃもぬま」が住む島。美しい少女たちの記憶と、呪われた家系の秘密。あの世へと誘われるのは、いったい誰なのか。幻想と現実を切り裂く、衝撃のデビュー作。第32回小説すばる新人賞受賞作。(出版社HPより)

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