テニスボーイの憂鬱

  • 集英社 (1985年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784087725179

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人生の意味や価値観を深く問いかける作品であり、特に時代背景を反映した日本の高度成長期における若者の葛藤を描いています。主人公は、小金持ちの青年実業家としての成功を追求しながら、テニスやスキー、ゴルフと...

感想・レビュー・書評

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  • 若い頃は理解できない内容も多かったですが、歳とともに面白いと思える小説です。
    時代の変化にあまり左右されない価値観のように思います。

  • 「何か言ってよ」
    本井可奈子は強く言った。
    「あたしと青木さんと奥さんと子供の関係について、何か、言いなさいよ」
    「順番だ」
    そう言って、テニスボーイは自分でもびっくりした。どこから順番という言葉が出てきたのかわからなかった

    ==============================

    村上龍の小説はほとんど読んだ。
    それでも、数年後にまた読むと細かな描写がとても繊細に描かれているのに気づかされる。

    文章を書くとき、作家ならそんなのは当たり前だ、と思われるかもしれない。でも言葉が紙にはまる感じ。まるでジグソーパズルを悩まないでどんどんと埋めていくような、そんな鮮やかさを感じる。

    何といっても驚くのが、テニスの描写だ。
    読んでいると、やったこともないテニスをやりたくなる。思わずスイングしてしまう。
    同著の『愛と幻想のファシズム』の政治・経済の描写がとても豊富だったことを思い出した。

    小説の裏表紙には「105円」と値札が貼ってある。
    すげえな。105円の上下巻210円で、間違いなく人生変わってるよ、おれは。

  • バブル前の、日本経済にまだ未来が広がっていた時代の小金持ち青年実業家の自分の人生の実現を問う、あるいは人生の意味を問う小説。高度成長と共に、テニス→スキー→ゴルフと日本の個人のスポーツが発展していった時代(今の中国。 スキーは別にして)、小金を得て、テニスとモデルとリゾート高級ホテル(当時羨望の川奈ホテルかプリンスがモデル)が手に入れば人生は満たされるのか、あるいはそれが人生の目的なのか、ということを聞いている小説。

  • 青春小説の金字塔。傑作。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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