冴子の東京物語

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 21
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087726046

作品紹介・あらすじ

長電話魔で引越し魔の冴子さんは、莫大な長距離電話代を浮かすため東京への引越しを断行、女ひとりの東京ライフが始まった。砂漠といわれる東京で、人の情に涙し、軟弱な男たちにカツを入れ、国鉄民営化に父の鉄道マン人生を想う。気鋭の人気作家が熱いハートと、クールな視点でつづる笑いと涙のエッセイ物語。

感想・レビュー・書評

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  • いや、笑える。思えば、作者は母と同年代で、普段あまり読まない、それでいて、自分の生まれた頃前後の実際の話なので、新鮮やら懐かしいやら。
    国鉄、女性差別、固定電話料金…など、当時のリアルな感触は、今の問題を知るのにも役立つのでは!とさえ思います。古井由吉が思い浮かぶような、そんな時代感。

  • 亡くなったのは今年でしたよねえ。
    小学生の頃、女の子からコバルト文庫を借りて読んだものですね。

    遠い目。

  • "須磨がえり"は名言。

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著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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