村上龍料理小説集

  • 集英社 (1988年1月1日発売)
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本棚登録 : 91
感想 : 7
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784087726695

みんなの感想まとめ

食事を通じて人間の深い感情や記憶が描かれる本作は、村上龍の独自の視点が光る短編小説集です。各章は一見独立しているようでありながら、料理や職業、人物、場所などを通じて繋がりを持ち、読み進めるうちに思い出...

感想・レビュー・書評

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  • 食事って最高にえろい、村上龍の思想が各所から滲んでいて素晴らしい

  • お手本のような良いご飯本。中身はなくて良い。

  • このガイドのような短編、以外と好きです。
    テレビの嘘臭いグルメ?番組より、まとも。

  • ≪内容≫
    村上龍が描く、料理に関する32の短編集。

    ≪感想≫
    村上龍の短編を読むのは初めてだったが、何本かの長編を読んだ上で彼が食をテーマに書いた短編集があると知り、ある種の期待を持って手を出してみた。やはり期待を裏切らないというか期待以上の面白さだった。ときにグロテスクだと感じるほど、官能的な文章を書ける作家なのだと改めて感じた。

    色、味、匂い、舌触り、喉越し。村上龍の描く料理の一皿一皿は人間の快楽や苦悩と密接に結びついている。そして一品一匙の裏にある記憶や情景を巧みに綴った物語の中には、単純に生きるために口にする食事とはまた違った「食」の魅力が詰まっている。肉体的な欲望や底知れぬ恐怖などを喚起させる料理というのもたしかにあるのだろうなと納得してしまうような、妙に説得力のある小説だったように思う。

    ページを捲る度に想像力が刺激され、それに関連する舌の記憶が呼び起こされる。往々にして面白い料理小説とはそういうものだと思うが、本書もそういった力を持った名短編集だと思う。

  • 龍さんはどっちかというと長編が面白いのですが、これは短編と見せかけて長・・・いや、中編だとおもう。というのも、各章で何かしらの繋がりがあるからです。料理はもちろんの事、職業であったり、人物であったり、テニスであったり、場所であったり。人間の美しい思い出は、美味しい料理と共にあって蘇る。同時に知らない人の記憶と一緒に共生して生き続ける。その繋がりが所々顔を出す時が、なかなかに面白かったです。あとお腹空く。

  • 読みやすかった

  • お腹がすいて来ます。全部食べたい。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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