絹の変容

  • 集英社 (1991年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784087727746

感想・レビュー・書評

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  • 今はシルクが、自然素材だからと良いと言うより、肌に直接触るものは嫌だなと思うほど怖かった。

  • タイトルからして妖艶な怪異譚に違いないと思って読み始めたのだけれど、途中からとんでもないグロテスクなパニックムービーになった(笑)。
    篠田さんの発想はえげつないなぁ(笑)。
    妖しげな雰囲気とスピーディーな展開でぐいぐい読ませるのはさすがだが、いろいろ物足りないと感じてしまう。七色の絹の秘密とその禁断性ももっと掘り下げてほしかったし、主人公が無機質なはずの芳乃へ次第に魅かれていく様ももっと妖しげに描くべきだった。
    篠田さんの短編で「リトルマーメイド」というのがあったが、あの関係性でこの物語が書かれていたらもっともっと面白くなっていたはず。残念!!

  • 面白かったけど、ちょっと気持ち悪い内容だった。

  • 篠田節子祭り継続中。デビューだからか少し硬くテンポが悪い気がするまま読み進める。パニック仕立てでなかなか面白い。以後の作品に通じるエッセンスが幾つもあった。舞台がすっかり八王子なのにニヤリ。

  • ありがちなテーマ、と思ったけどこの本が書かれたのは25年近く前なんだもんね。
    面白かったです。

  • 随分前に読んだきりなのでストーリーは余り覚えていないけど、作品世界の気味悪さ、生理的嫌悪感と云ったところは印象に残っています。そりゃ虫に襲いかかられたら気持ち悪いでしょ。 
    でも、こう云ったバイオ・ホラー系?な作品も嫌いじゃないので、次は文庫本で再読してみます。

  • 七色に輝く絹糸を作り出す山繭。効率よく育てるため人工的に肉食にされた幼虫は研究所から逃げ出し、物凄い勢いで繁殖を始める。
    人の手によって生物の在り方を変えたことによって起こる事態の恐ろしさが味わえます。しばらく虫に近づきたくなくなる一冊。

  • 篠田節子さんのデビュー作です。
    篠田さんの97年頃までの小説は東京都下民にとって馴染みのある風景がよくでてきます。ここでこんなことが起こっていたらと笑えてしまうのですがw
    この小説の舞台は八王子です。八王子といえば昔絹織物が盛んな地域だったのですが、その背景を踏まえた小説となっています。
    蚕が沢山でてきて大暴れするのですが、虫のリアルな描写に背筋が凍る思いで読みました。
    にわとりを襲っている描写が秀逸すぎて、読んでいて鳥肌になりました(汗

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著者プロフィール

篠田節子 (しのだ・せつこ)
1955年東京都生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタン‐神の座‐』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞、19年『鏡の背面』で吉川英治文学賞を受賞。ほかの著書に『夏の災厄』『弥勒』『田舎のポルシェ』『失われた岬』、エッセイ『介護のうしろから「がん」が来た!』など多数。20年紫綬褒章受章。

「2022年 『セカンドチャンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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