人体模型の夜

  • 集英社 (1991年11月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784087728200

作品紹介・あらすじ

壁越しに聞こえるその女の声は、とても優しそうだったが…。血も凍る盗聴体験を描く「耳飢え」。眼、鼻、腕、脚、胃、乳房、性器…愛しい身体のひとつひとつが恐怖の器官に変わり始める戦慄小説。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

多様な恐怖とサスペンスが織りなす短編集で、ホラーの枠を超えた魅力が詰まっています。作品は直球な恐怖から、リリカルな要素を含むものまで幅広く、読者を飽きさせません。特に、実在する生物に基づいた話など、思...

感想・レビュー・書評

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  • 『はなびえ』を他のアンソロジーで知り、他のも読みたくなり手に取る。
    基本的にはホラー短編集なんだけど、直球なものからサスペンス、リリカルなものまであり、とても楽しめた。

  • ホラー的な面では全体的にけっこうあっさりとしてる気がした。

  • レイ・ブラッドベリの「刺青の男」を想起させる良短篇集。だったと記憶する。

  • すぐ読めるが記憶には残らない。

  • 素直に面白かった
    恐ろしく奇矯で奇妙

    もっと中島らも作品を読みたくなった

  • ホラー短編集。
    描き下ろしのプロローグに沿った内容の話題が一つずつ描かれて行きます。
    どれも大体、最後の1ページで綺麗にストンと落とす内容。
    怖かったり不思議だったり、其処は流石らも節(らも咄)
    個人的には「健脚行」「骨喰う調べ」「翼と性器」がお気に入りです。
    ちょこちょこ読んできましたが、
    らもさんのの描く「少年」がみんな素敵。
    と思うのですが、個人的に。

  • 面白かった。短い短編集。体の部分に関するもので、ちょっとホラーっぽいのが多い。読みやすいし、分かりやすい。こういう系は好きだ。やっぱり筒井康隆っぽいと思うんだよな。時代かな。演劇でもやったらしいけど、どうやったんだろうか。中島らもの演劇も見たかったな。

  • 独特の世界観のある、ホラーな短編集。どれも上手くまとまっていて、世にも奇妙な物語みたいでした。

  • 「人体」にまつわるオムニバス・ホラー13本。
    学生時代に古本屋で購入して以来、何度も再読しています。

    都市伝説のようであり、古典落語のようでもある、13作品全てがてんでんバラバラな方角を向いているっぽいのに、書き下ろしだというプロローグとエピローグによってそれらがしっかりと数珠繋ぎにされているような。
    オススメの短編集は?と問われれば、真っ先に挙げる一冊です。

    日常のふとした瞬間に思い出してしまってゾッとするのは『はなびえ』『貴子の胃袋』。
    なのに、あージョンの未発表曲マジ聴きてーとかお年寄りには親切にしようーとか、読むたびにやっぱり全部に頷いてしまう。最高です。

  • 中島らものホラーショートショート。一番怖いのはタイトルだったりして。心理、心霊、オカルト、ナンセンスなんでもござれの一冊です。夜に読まないほうが良いと思うけど、エンターテインメントとして本も薄いしいかがでしょう。1991年の作品ですが、世にも奇妙な物語にでても良い作品もたくさん。

  • そもそもエッセイが読みたくて「僕に踏まれた町と…」と一緒に何となく借りてしまった中島らも小説。
    都市伝説風のぞっとするような人間の怖さを描いた短編集。目、耳、鼻、足など人間の器官にまつわるあれこれだけど、「貴子の胃袋」がぞっと怖かった。

  • 人体のパーツをモチーフにした短編恐怖小説集。
    「翼と性器」が最も常軌を逸していて気色悪かった。

  • 少年は、もう一度
    その人体模型をながめた。
    そして近づいていった。
    人体模型の胸元に耳を押し当ててみる。


    遠くかすかに、
    ふつり
    ふつり
    泡のような呟きが
    響いてきた

    (蛇眼/セルフィネの血/はなびえ/耳飢え/健脚行/ピラミッドのヘソ/EIGHT ARMS TO HOLD YOU/骨喰う調べ/貴子の胃袋/乳房/翼と性器)

  • プロローグとエピローグだけで、笑みが止まらなくなる。

  • 「邪眼」「セルフィネの血」「はなびえ」「耳飢え」「健脚行」「膝」「ピラミッドのヘソ」「EIGHT ARMS TO HOLD YOU」「骨喰う調べ」「貴子の胃袋」「乳房」「翼と性器」

    結構迫力がありました。
    すごく力を入れて書かれたんだなと思いました。
    どれもどことなくユーモラスで、でもその裏に恐さがあって。
    それのいたちごっこのようなテンポの良い短篇集。
    なんて書いていますが、実は今、結構ブルブルしています。
    これは単に、今日がこの冬一番の寒さだから、というわけではない。
    と思う。

    個人的には、「はなびえ」「貴子の胃袋」「乳房」
    を面白く読みました。

  • 人体模型のそれぞれのパーツをテーマにした12の短編集。
    プロローグの雰囲気から引き込まれてしまいました。
    好きな話は「はなびえ」これは怖かった!
    「健脚行」はジャスト地元の話だったので、そんなに怖い話ではない(むしろちょっといい話)なんだけど、実際の場所を知っているだけにぞわりとさせられました。
    プロローグ、12の短編、エピローグまで読んだ後は「あ~一冊本読んだなぁ~」という謎の充実感に包まれました。

  • こんな世界だっけ中島らもさん。私初読だったのかもな。。。エキセントリックホラーというかんじ?プロローグとエピローグのかんじはすごく妄想をかきたてられた。「顔屋敷」の地下に息づいていた8本手のガラテア。そこから体の部位にちなんだ物語が生まれる…流れはすごくぞくぞくするんだけども、ひとつひとつの話を切り取るとどーかなー。。恐怖マンガっぽいっていうか。「膝」なんてとくに。以前マンガで読んだきがするんだが。。ピラミッドのヘソなんかは文系のあたしにはすごく説得力をもって響いてきたわ。そうなんだ、上から2/3の部分にパワーポイントが、、なるほどなあ。有・反有そして無の考えもすごく印象に残った。「乳房」なんかはすっきりしない終わり方だし果たしてこれ乳房でなくてもほかの部位でもよかったじゃんな読後感だし。んー。このフシギ感と感性が合う人にはすごくいいんだと思う。私にはちょっと違ったなー。イッキに読まずすこしずつ読んだのも、入り込めない敗因だった、かも。

  • 怖かったりグロかったりなのにどこかドライでユーモアを感じさせる。不思議だ。どの短編もすごく印象的。気持ち悪いけど好きだなー。

  • 2010/01/15

  • 分かりやすいうまさ。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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