- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087730937
感想・レビュー・書評
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これは既に持っている本なので思い出し登録。たぶん刊行されてすぐくらいに買ったのでもう30年くらい持ってる。(歳がバレる!キャー(^^;;)星5個しか付けられないけど、気持ちは100付けたい感じ。この本でル・クレジオという作家を知りました。
様々な国や境遇の子供達を描いた短編集。
「モンド」と「リュラビー」は数え切れないくらい読んだ。私の一部を型作ったといっても良いくらい、それぞれの主人公たちの感性に影響されたと思う。人が普通と思ってることを、自分も普通だと思う必要は無い、自分の好奇心を大切にして何者にも囲われることなく、自由に生きて良い、とか。
モンドとテイ・シンのやさしい会話や庭の散歩のシーンは寝る前に読むのもオススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
《なんですって!あなたはバグダッドに住んでいながら、船乗りシンドバッドの殿、およそ太陽の照らすすべての海を駆けめぐったあの名高い旅人のお住まいがここにあることをご存じないのですか?》
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単行本は図書館に返し、文庫を買い直した。子供を媒介にして、自然が潮のように流れ込んでくる短編集。どのお話も子供が海や山や平原に行く。リュラビーは学校に齟齬を感じる少女の成長譚、モンドはアウトサイダー達が愛しい物語。私はよくも海や空の描写がこんなに緻密にとうとうと続くなあと感心したのはシュティフター以来だった。果てないものだから当たり前かとも思い直す。こことは違う「別の海」へ行った子供たち。こことは違う場所を一度は望んだ大人達へ、オススメする。
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海と、その向こうの世界に思いをはせる寡黙な少年が、ある日忽然と姿を消す・・・
その昔、大学の仏語演習で読んだときに印象に残ったもの。(そのうちレビューは直します) -
これも映画良かった。