ビラヴド(上) 愛されし者

制作 : トニ モリスン 
  • 集英社
3.64
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本棚登録 : 32
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087731200

作品紹介・あらすじ

『ビラヴド』-忽然と現れた娘は名のった。逃亡奴隷のセスが、"愛されし者"との願いをこめて、自分が殺した娘のために彫ってもらった墓標と同じだった。壮大なスケールで描く愛と告白の物語。ピュリッツアー賞受賞作品。

感想・レビュー・書評

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  • 数日前に読み始めてきょう読了。
    はじめのうち、入り込み方がよくわからない感じでちょっと戸惑ったけれど、徐々に乗っていけるようになってきた。慣れてない書かれ方だったってことかしら。訳も独特の味を出していて、これをこの作品のものだと思うのは危険だなと思う一方、そもそも訳本は訳本としてしかないのだとすれば、ひとつのいい訳かもしれない、とも思う。
    まだ上巻。これ、どういう展開になっていくんだろう。

  • 薦められたので図書館で。
    歌のような祈りのような小説だなあと思いました。人間を道具や動物のように扱うのと愛する者が辛酸をなめるぐらいならいっそ殺害してしまおうとする行為のどちらがより非人道的だというのか。人はどこまで残酷になれるのか。そして濃くなければ愛ではないというのは一種真理かな、とも思いました。

    ビラヴドと呼ばれる割には愛されておらず、愛することも知らずただただ愛を求め続けるだけの存在を愛するだけでは破滅するというのでしょうか。彼女の存在がデンヴァーの自立につながったのならそれはそれでよいことなのかもしれませんが。

    個人的にはわかったような顔をしながら女性が一人でしっかりやっていけると眉をひそめるポールDやスタンプのような男性は嫌いです。女性特有の閉じた世界に入り込めず疎外感を感じるのは何となくわからなくはないですがだったら理解できなくてもそう言う人もいるんだと存在を認めるぐらいはできたんじゃなかろうかと。所詮同じ民族でも境遇が違えば一枚岩ではいられないのがソサエティと言うものなのか。色々考えさせられました。

    奴隷制や差別は重い話ですが知っておかなくてはならない歴史だよなあと思います。アリスウォーカーとか重たいけど読もうな、と思いました。

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