- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087731644
感想・レビュー・書評
-
体の不自由な主人と根性の悪い召使。
もっと倒錯的な展開を(卑猥なほうじなくて陰惨なほうを)期待していたんですが、そうでもありませんでした。
ただ、この作者(エイズで夭折しています)なだけに、いろいろメタファーになっているのかなあと勘繰ってしまい、それはそれで楽しめました。
渡辺多恵子「ファミリー!」の漫画にガムをずっと噛んでいる意地悪メイドと暮らしているおばあさんの話があったのを思い出しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長旅に出ることがあれば、必ず携帯したい中の一冊。エイズ末期にありながらこんなに秀でた「滑稽小説」を綴ったエルヴェ・ギベールが私には大きすぎるから。
-
偏屈な私に仕える一癖も二癖もある召使の話。
ふと読み返したくなって読んでみた。
なんかいろいろと私が誰かと被って読めて面白い。
初読は高校生の頃かな。ふと古本屋さんで手にとって。
そのときはただ淡々と読んでいたけれど、また何年かして確か大学生の頃。
ふと読みたくなって読み返してみたことがあった気がする。
何年か一度に読み返したくなるのかもしれないです。この本。 -
マンガ家の山田南平さんが、柱で紹介していた本その?
ゲイの召使と、老人「私」の小説。
この小説でモルヒネの存在を知りました。
2人のかけあい漫才みたいな会話が面白いデス。