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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087732283
みんなの感想まとめ
アフリカの伝統的な慣習、特に女性器切除(FGM)の問題を鋭く掘り下げた物語は、文化と因習の境界を問い直す重要な作品です。主人公タシの物語を通じて、著者は自身のアイデンティティを探求しつつ、女性が直面す...
感想・レビュー・書評
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アフリカの慣習、FGM(女性器切除)の問題を取り上げた作品。それは尊ぶべき伝統か? 悪しき因習か?
自らもアフリカン・アメリカンである作者の主張は重い。
本書の主人公タシは、アリス・ウォーカーの「カラー・パープル」にも登場している。それだけ、作者にとって、この問題は重いのだろう。
無関係と一笑に付すことができるのか? 私たちは伝統の名のもとに何を切除されているのか? それは因習なのか、文化なのか? 常に自分に対して能動的に問いかけねばならないと思わせてくれる。必読書だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001200750
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アフリカにこのような文化(習慣)があると知らない人は、読んでかなりの衝撃を受けてしまうと思います。
私も、とても衝撃を受けました。
読んで楽しい本ではない。
具合が悪くなるかもしれない。
でも、こういうことがあるっていうのを知るのは大切だと思う。
そして、なぜなくならないのか、なぜ彼らはこの習慣を大切にするのか、など、とても考えさせられます。 -
アフリカで今も行われている、女性へのある儀式の問題を鋭く批判した物語。
宗教習慣というカタチをとった、女性虐待であると。その儀式を施された女性は、女性としてのありとあらゆる幸せが、苦痛に変わる。このようなものが習慣といって許されるわけがない―――。
この物語は、アメリカで生まれた黒人女性が白人社会の中で自らのアイデンティティの確立するため、アフリカに渡ってこの儀式を受けたことから始まる恐怖と苦痛の物語です。
面白いのでオススメするのではなく、知って欲しい、と思います。私は、この本を読むまで、知らなかった。カナリの衝撃でした。
注目すべきはアフリカの女性はこの儀式を施すことを誇りに思っているということ。想像するだけで気分悪くなるのに!ずっと白人に虐げられてきた黒人の女性にとっては、この儀式はアフリカだけの他の種族に唯一対抗できる文化なのだと誇りにしているのです。この問題にはとてつもなく様々な問題が絡み合っています。
知って欲しい。この恐ろしい物語は本当のことなのです。今もアフリカでは少女の笑い声が、悲鳴に変わっているのです。
アリス・ウォーカーの作品
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