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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784087733952
作品紹介・あらすじ
巨匠ロスの映画化話題作!
ザッカーマンの友人シルクが「人種差別主義者」として非難され大学を退職した。人生のすべてを賭けて彼が隠しつづけてきた「しみ(ステイン)」とは? 映画『白いカラス』原作。巨匠ロスの問題作。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
重厚なテーマを扱ったこの作品は、人種差別や性的虐待、戦争後のトラウマなど、アメリカ社会が抱える根深い問題を鋭く描写しています。登場人物の内面を深く掘り下げながら、一貫した物語を紡ぐ筆力には感服せざるを...
感想・レビュー・書評
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原書も併せて読んだ。
あまりにも重く救われない内容だけど、皮肉のエッジが効き過ぎて逆に痛快だね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
71歳のユダヤ系アメリカ人コールマン・シルク。輝かしい経歴を誇る古典学の教授である。そんな彼が黒人学生に対して人種差別発言を行ったと非難され、大学を追われることに。巨匠フィリップ・ロスが一人の男の運命に20世紀アメリカの苦悩と悲劇を重ねて放った問題作。ペン/フォークナー賞受賞。
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映画『白いカラス』を観て感銘を受け購入し、
やっと読んだ一冊。
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人種差別
性的虐待
ベトナム戦争後の心的外傷後ストレス障害
女性の社会進出
アカデミズムの陰に潜む傲慢と怠惰
エンターテイメント化していく政治
これらのアメリカが抱える根深い問題を辛辣に描きながら、
各々の人物を深く掘り下げつつ、
全体を一貫性ある物語に仕立てる筆力に感服。
何をもから自由に、
己が、己であることを受け入れ、謳歌し、
世界へと表明したいだけのことなのに、
それをどこまでも阻害し続ける、
ヒューマンステイン=人間の穢れ。
真の意味で自由になることなどないのかもしれぬが、
それを願い、夢見て、
実行しようとし、
そのために自ら編み出し選び取った手段が、
実はいつまでも己を苦しませ続ける事実となった人々の、
絶え間ない連なり、その葛藤。
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原作を読んでからでは、
映画は本当に表面的な部分しか伝えていないということがわかる。
映画自体は、素晴らしい仕上がりだし、
これからも好きな1作だが、
是非に原作を読んで欲しい。
そして、
読解できるのならば、
私は是非原著を読みたい。
(まぁ、これは訳本を読む時にいつも思うことだが) -
重いのかもしれないけど知るべき事実。
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映画「白いカラス」の原作。映画は予告編しか観てないんだけど、ニコールキッドマンとアンソニーホプキンス、ゲイりー・シニーズの顔を思い浮かべながら読んでしまった。イメージ通りのキャスティングだと思う。
特にゲイりー・シニーズ。
この救われない閉塞感、本だと心に響かないんだけど、映画だとどうなんだろう?
著者プロフィール
フィリップ・ロスの作品
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