愛の林檎と燻製の猿と 禁じられた食べものたち

制作 : 渡辺 葉 
  • 集英社
4.18
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本棚登録 : 35
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087733990

作品紹介・あらすじ

生きることは食べること。食の誘惑、食への欲望は際限がなく、さまざまな時代、場所でタブーとされた美味、珍味があった。世界の食文化とタブーをめぐるタイムトラベル。

感想・レビュー・書評

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  • 世界各国の「食のタブー」に関する逸話を集めた本。日本の事例もいくつか登場し、またそれがよく調べてあるのが、欧米人の著作としては珍しい。聖書の「7つの大罪」をモティーフに章立てしているのは独特で面白いが、ものによっては結びつけがやや強引というか、そのノリで7つも読まされると多少食傷してしまう。粉ミルクや鯨食に対する強烈なネガキャンなど、著者の主観が入り込みがちなのもマイナス点。全体としては面白かった。

    2016/3/2~3/7読了

  • 7つの大罪になぞらえ、世界の食文化のタブーを考察した本。

    なぜそれを食べるか、あるいは食べないか。自分はせいぜい気分や嗜好、経済的事情で選択しているけど、文化的背景や宗教や偏見など、多様な理由で選ぶ人もいることに思いを巡らせた。

    食事は人を怠惰にすると考え、わざわざまずいものを食べるよう制限したり太った人を国外追放したスパルタ文化に戦慄…。
    焼き立てのパンが赤ちゃんを思わせることはパン好きとして激しく共感。昔のイタリア女性がかまどの前でお産を模して歯を食いしばりパンの発酵を応援したエピソードが微笑ましく笑ってしまった。
    ユダヤ人に対する弾圧などあまりに酷く馬鹿馬鹿しく、人の所業と思えない話が次から次と紹介され軽い精神的ダメージを受けた。まさにこれは食の大罪、人間の暗部をとくと見ました…。

    かなりマニアックな内容でボリュームがある一冊だけどユーモアを交えた平易な文でするする読めます。著者のあくなき探究心はもちろん、訳者の仕事が丁寧で素晴らしい。食欲は沸かないけど良書です。

  • 9784087733990

  • 食という幸福を、タブーや煩悩と文化の両側面から歴史的エピソード満載で描いている。
    むかしむかしの伝説的なレシピの数々を読んでいるだけでも楽しい。

  • 立ち読みから引き込まれて、思わず購入した。食のタブーに触れる本、興味関心のあるひとには大変参考になるだろう。

  • 食に纏わるディープな記事が満載。
    一度、図書館で借りて読んだのだけれど現品購入検討中です。

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