離れ部屋

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 35
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087734249

感想・レビュー・書評

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  • 10年くらい前に読んだ本。 文章が独特すぎて最初は読みにくいけど、内容がおもしろい。韓国ってこんなだったんだ!と驚いたのを覚えている。これ読んでるから、キム・ジオンは響かなかったのかな。

  • とにかく重い。
    読み進めるのに、2~3ヶ月かかりました。
    「漢江の奇跡」時代を描いた作品。実話のようです。

    いかに60年代の韓国労働者が悲惨であったか、そんな「漢江の奇跡」ですら、国の都合が悪くなれば教科書から消す韓国政府に反吐が出てしまう。

    韓国国民の苦労と努力に支えられて今があることを、韓国政府はよく知ったら良い…と思うけれど、無理なんだろうな。

    この作品を読むきっかけは、よく行った「九老デジタル団地」の近くでの実話だったからです。
    あの土地が工業団地だったとあまり深く考えずに行っていました。

    いろんな意味で、いつまでも記憶に残る作品です。

  • ちょっと読みづらかったけど、なんとか読めました。
    日本なら、16歳はまだこどもだけど、この小説では、過酷な労働条件で働いている。
    その格差がなんとも言えないです

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著者プロフィール

【著者】申 京淑(シン ギョンスク)
1963 年、全羅北道井⾢市⽣まれ、ソウル芸術⼤学⽂芸創作科卒。22 歳で⽂壇デビュー。詩的で独特な⽂体で⼈気を博し、韓国⽂学を牽引する作家となる。李箱⽂学賞、現代⽂学賞、万海⽂学賞、東仁⽂学賞など受賞多数。2008 年に発表された『⺟をお願い』(安 宇植 訳、集英社⽂庫)は、世界 41 カ国で出版され、252 万部の⼤ヒットとなった。2011 年、同書でマン・アジア⽂学賞受賞。そのほかの邦訳作品に『離れ部屋』(安 宇植 訳、集英社)、津島佑⼦との往復書簡集『⼭のある家 井⼾のある家』(きむ ふな訳、集英社)、『⽉に聞かせたい話』(村⼭俊夫 訳、CUON)、『オルガンのあった場所』(きむ ふな 訳、 CUON)などがある。

「2024年 『父のところに行ってきた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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