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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784087734973
作品紹介・あらすじ
あなたの“偶然"、ホンモノですか?
奇跡を操る者たちの、愛と友情、人生哲学を描きだす
指令に基づき、偶然の出来事が自然に引き起こされるよう暗躍する秘密の存在――それが「偶然仕掛け人」。
新米偶然仕掛け人のガイは、同期生のエミリー、エリックと共に日々業務をこなしていた。しかし、ある日何とも困惑する指令が届く……。
もしもあの時の出会いが偶然じゃなかったら? もしも誰かが自分の人生を操っていたとしたら? そんな“もしも"を物語にした、人口870万人のイスラエルで4万部を飛ばした大ヒット作品。
「ぼくは運命と自由意志の問題に魅了されているんだ」――著者
「カルヴィーノやフィリップ・K・ディックを思わせる」――ジョナサン・キャロル(作家)
【著者略歴】
ヨアブ・ブルーム Yoav Blum
作家、ソフトウェア開発者。デビュー作である本書「 THE COINSIDENCE MAKERS 」は人口およそ870万人のイスラエルで4万部のベストセラーとなり、16ヵ国で版権が取得された。現在は妻、娘とともにイスラエルに暮らしている。(小説でもソースコードでも)何も書いていないときは、「大きくなったら何をしよう」と想像をふくらませている。
【訳者略歴】
高里 ひろ(たかさと・ひろ)
英米文学翻訳家。上智大学卒業。ジェイムズ・トンプソン『極夜 カーモス』『凍氷』『白の迷路』『血の極点』(集英社文庫)、スティーヴ・ロビンソン『或る家の秘密』(ハーパーBOOKS)、シェイン・クーン『インターンズ・ハンドブック』(扶桑社ミステリー)ほか多数。
感想・レビュー・書評
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偶然だと思っていたこと、実はそれは偶然に見せかけようと暗躍する偶然仕掛け人によることかもしれない。偶然仕掛け人は指令により偶然を仕掛ける。ガイ、エリック、エミリーは同期の仲間。ある時ガイに奇妙な指令が届く。一方で、狙われた者は必ず死ぬというヒットマンがいた。ガイの指令、ガイとエミリーの関係、ヒットマンの運命、3つが絡み合う。偶然はいつまで続くのか。
SF、恋愛もの、ミステリ、盛り沢山な感じ。物語には、偶然の仕掛け人の他に、想像の友達とか点火者とか秘密の(?)職業があり、ファンタジーのような夢のような世界。ヒットマンは出てくるけれど、残虐なシーンもないし、穏やかな内容で、どうつながっていくか、それぞれの人たちがどうなるのか、楽しみで構造も見事な内容でした。
今生きる現実の世界も、すべては偶然とか必然とかいうし、現実も物語も似たような世界もしれない。沢山の偶然仕掛け人が活躍しているかもね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人は誰しも自分の運命を“誰かに操られている”と思うことがある。
たび重なる小さな不幸
とんでもない偶然
目の前に次々と現れる障害
「神は乗り越えられる試練しか与えない」とつぶやいても「神よ、なぜこのような仕打ちをなさるのか」と嘆くこともある。
さまざまな目的から人々に“偶然”を仕掛け結果を導く「偶然仕掛人」たちの活躍を描いた物語。
“人”ともつかないこの人たちは、さまざまな社会現象や心理現象、突破的な出来事をあらかじめ計算して与えられた目的を達成していく。
イスラエルの作家ヨアブ・ブルームは、おそらくいろいろな思いを物語に込めているだろうが、主題はラブ・ストーリー。
読後に爽やかな風を感じることができる。
途中で挫けなくてよかった。
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何人もの人物の行動と思索がモザイクのように絡まり紡ぎ出され、先がなかなか見えず、ついつい一気読みしてしまった。
全力疾走した後のような読後感です。
落ち着いてもう一度読み返すつもりですが、それはもう一回楽しみたいから。一気読みでも間違いなく面白いです❗ -
設定はすごく面白い。と惹かれて読み始めたものの、言い回しがむだに回りくどかったり気取っているので何を話したいのかがはっきりせず物語が入ってこない。地の文はサラッとしていて読みやすいので、何かしら理想の会話の仕方があり、気合を入れて書いたんだろうな…と感じてしまって冷めちゃった。イマジナリーフレンドが現れたところから物語自体もどこへ落ち着きたいのかわからず、脱落。
面白くないというより独特な一作。 -
なにこれなにこれ!!
新しい。新しすぎて頭が追いつかない。
ファンタジーでもあるしミステリーでもあるし最後はなんか奇天烈なラブストーリーになった!
なにこれ、どうなってるの??笑
ウィットに富んでいて、かつトリッキー。
あまりに奇天烈なストーリーで置いてけぼりにされる。
でも、気がついたら最後のページだった。
え?なに、最初から「仕掛けられてた」ってこと!!??
おもしろいって言っていいのかもわからない。
こんなに振り回されてしかも読み終わっても謎が深まるフィクションははじめて。
この歳になってもまだこんな新鮮な気持ちで戸惑ったりできるなんて、だから読書はやめられないのよね。
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中だるみもあったけど
ジワジワとページをめくる手が進み
最後は何だか、ほんわかしました。
コニー・ウィリスの味わいに似てるかな。
世の中をちょっと良く変えるために
ピタゴラスイッチのように仕掛けをほどこす
偶然仕掛け人という存在がいる。
ガイ、エリック、エミリーの三人は同期で
自分たちが仕掛けた結果を話し合ったり
悩みを打ち明けあったりしてきた。
けれど、その関係が少しずつ変化しはじめて…。
ガイの前の仕事「想像の友だち」ってのも
ありそうでいいなぁ。 -
様々な出来事は偶然を装った仕掛け人によるものらしい。しかも仕掛け人は人間ではない。仕掛け人の人生にも仕掛けがあって、自分で決めていることなんてあるのかしら。面白かったのは、殺す相手がいつも偶然死んでしまう殺し屋の話。自分の身が危ないときも偶然回避できてしまう。それも仕掛けだっていうのには驚いた。どこから関わってるのか…。
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著者のデビュー作。
一読した印象は、『SF的な要素があるラブストーリー』だった。愛情というものが重要なテーマであり、モチーフにもなっていると思う。但し、所謂『恋愛』とは限らないところがポイントか。しかし、爽やかな読後感が残る本は久しぶりに読んだな……。
ところで本書が集英社から出たのは何となく頷けるところがあって、何となく『小説すばる』っぽいのだ、この話。 -
訳のせいか、スタイルのせいかわからないが読みづらい。
嫌いなテーマではないはずだが、(だからこそかもしれない。もしくは読みづらさのせいか)なぜかハマれなかった。苛立ちすら感じた。
ドラマとかだったら楽しく見られた気はする。 -
運命と自由意志。我々は能動的なのか、果たして受動的なのか。偶然あるいは運命と思っていることも誰かの恣意的な企みの一部に過ぎないのでは。SF要素もありつつ、自分が決心し行動する時の感覚に一石を投じられたような不思議な読了感。
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世界観も文章もストーリーも全部大好きでした。
作者にはぜひ「世界の裏方お仕事シリーズ」として続編を書いていただきたい。 -
初めは落とし所が見えず、一体どんな物語になるのか不思議だったのと、半分過ぎくらいまでは展開にまどろっこしさを感じて読み進めるのが大変だったが、「アルベルト・ブラウンの物語」の辺りから面白くなりそこからはあっという間だった。ずっと傍流かと思っていたのが本流だった意外な展開と結末にホッコリして読了。自分に起こった出来事ももしかして…って考えると面白い。PKDに準えられているようだけど、私の印象はちょっと軽妙なカズオ・イシグロ。一つのジャンルに収まらない、あえて言えばスペキュラティブ(思弁的)・フィクション(p.338-p.339訳者あとがきより)になるそうだ。SFもファンタジーもスリラーも苦手な自分でも楽しんで読むことができたので、このジャンルは合っているかも。
一点惜しいのではと思ったのはタイトルに「人」の文字があること。英訳もそうなっているけど、こうつけると「人間」だと思うのでは。そこが曖昧な感じがいいのに。 -
指令に基づき、偶然の出来事が自然に引き起こされるよう暗躍する秘密の存在、「偶然仕掛け人」。新米偶然仕掛け人のガイは、同期生のエミリー、エリックと共に日々業務をこなしていた。しかし、ある日何とも困惑する指令が届く…。もしもあの時の出会いが偶然じゃなかったら?もしも誰かが自分の人生を操っていたとしたら?そんな“もしも”を物語にした、イスラエル発のベストセラー作品。
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世の中で起こる事を仕掛ける偶然仕掛け人の課程を一緒に受けたガイとエミリーとエリック。仕掛け人としての仕事を順調にこなしているように見えたが…。
偶然に見えることも何かまったく別の事のための必然だったりする。それを仕掛ける人がいるという驚きの発想。ユニークなファンタジーと思って読み始めたのだが、二転三転する状況に付いていくのが大変。面白い話なんだけど、結構疲れる。 -
2020.8.14
偶然が指令を受けた偶然仕掛け人によるものだとしたら、その指令に書かれてる偶然の内容を決めてるのは誰なんだろうな… -
この本を手に取った事も誰かに仕組まれていたのでは…とメタ的な考えが頭に浮かんだ作品でした。
一見SFチックなエンタメ作品なようですが、人生の生き方についてのメッセージを感じました。
物語の冒頭は、面白い設定に対してワクワクしながら読み進め、中盤では苛まれる違和感の理由は何なのかを知る為に読み、終盤は救いを求める為に読んでいました。個人的に終わり方が素敵だなという印象でしたが、同時に哲学的なループというのか終わらない思考の始まりでもありました。
初めて入った本屋で偶然目にして偶然購入した書籍、とても素敵な出会いでした。
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「その手があったか!」と思わず膝を叩きたくなる「偶然仕掛け人」という設定はある種の発明ともいえる。この設定だけで十分面白い話が作ることができるところを、想像をはるかに超えた巧妙な物語構造で夢中になって読んだ。今年一番のあたり。
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設定が面白い。ストーリーが面白い。結末が、そしてその先にあるものが面白い。最高じゃん。映画化してください。
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イスラエル出身とのことで、どんなもんかと。どちらかというと、ぶっとんでるのを期待していた。逆に踏み込んでる。人類に対して。もっと熱く、臭く、汚く、泥まみれで生きろよ。という。郷土的に個性的な物は見当たらず、普通の英語圏という行儀の良い雰囲気。「偶然仕掛人」は人間ではない。天使とか実態を持たない、意思はある。メルヘンっちゃ、そうなる。いちいち悲観してないで一歩踏み出せよ、ということなんだろうが、何か素直に受け取れなく、ほっといてくれたまえよ、と思ってしまう、ひねくれた自分を発見する。どしっ、とはこなかった。
高里ひろの作品
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