焚火の終わり(下)

  • 集英社 (1997年10月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784087741063

作品紹介・あらすじ

出生の秘密をめぐって“血の迷路"をさまよった末、異母兄妹がたどり着く禁忌を超えた純粋な愛。ふくよかで厳かな快楽を与えあう二人を通して、生の歓び、快楽の根源をさぐる、宮本文学の傑作。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

禁忌を越えた純粋な愛を描く物語は、異母兄妹の複雑な関係を通じて生の歓びと快楽の根源を探求しています。彼らは旅館を経営し、静かな田舎での生活を楽しむ中で、互いにふくよかで厳かな快楽を与え合います。作品の...

感想・レビュー・書評

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  • 人に秘められた謎を快楽の燃料とし、聖なる何かを生み出す。主人公の2人にとってはそれは出生の謎であり、自分たちは血のつながった兄妹なのか、ということで、ふくよかに支配され、残忍な愛撫を返す、深い快楽の関係につながるわけだが、謎が謎のままにしたい、でも知りたい、という葛藤と揺らぎを辿り、結局そこを明らかにしないことに決別した、そこからの2人の人生は本当に何もかもを楽しめる、前向きで明るい関係になっていくんだろうなと感じられた

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ふくよかで厳かな快楽を与えあう異母兄妹の禁忌を越えた純粋な愛。

  • モヤモヤ感がMAXです
    結局兄妹なのかはっきりしない
    文章は美しく読みやすいのですが、長い!
    読んでいるうちに、どうでもよくなってきました

  • 異母兄弟として育った兄弟が実は本当の兄弟なのか??という謎を解くべく話が進んで行く。

    途中からお互いが惹かれあっていたことを認識して恋に落ちる。

    そしてその最大の謎が解けないまま物語が終わるという。本人たちがどっちでもいいや!っていう考え方に変わって来たからもうええんかなとも思ったけれど、最後の最後に父らしき人がちょろっと出てきて・・・それはいらんかったかな、と。

    そして途中で主人公の男性がホモについて悩むシーンが出てくる。(ゲイではなくホモ、と終始表現される)異性が好きで結婚して子供がいるのにホモになる心理は何ぞや?とホモである元同僚に直接聞いたりもする。このシーン・・必要なんかな?とツッコミ。

    そして、秘密が秘密であることが性的興奮を高まらせる的なことを主人公が言うのだけれど、どうも途中からソフトSMの世界に入っていってるようで、それって兄弟かもしれないって設定じゃなく、SMが楽しいのでは・・?とツッコミ。

  • よんでしまった

  • 名作

  • 読み終えて、多分こういう終わりだろうな~と想像していた通りの終わりでした。
    一人だけ顔の切り取られた男性の写った写真。
    幼い美花を抱いたその男性こそ、美花の父親に違いない。
    でもそれは誰なのか・・・。
    そして、美花の家に訪れた男女とはどういう人物で、一体どういう関係だったのか。
    ひとつひとつを当時を知る人間に聞き、しかし謎は謎のまま・・・。
    愛し合うようになった二人は真実を知りたいと思いながらそれを知る事を恐れ、特に美花は拒むようになる。
    それと同じように私も考える事をやめました。

    下巻はいきなり官能的な雰囲気になりました。
    それほど露骨な性描写がある訳でないのに・・・。
    作者の力量を感じました。
    全てを読者にゆだねて想像させている。
    その裏に禁じられた愛、秘密、はっきりしない真実・・・。
    そういう下敷きがあるからだろうとも思いました。
    兄と妹の様子を見比べると、やはり女性は強いな・・・と思いました。

  • 終わり方が・・・。
    自分的にははっきりさせてほしかったが・・。

  • 2011.08.05

  • 兄妹なのかよくわからないまま終わったけれど、血のつながりがあるのかもと思うから燃え上がるのかも。
    二人で旅館を経営。
    ゆっくり静かに過ごしたい二人にはいい仕事だろうな。
    妹さんがやり手だね〜。
    現在、田舎暮らしだからわかるけど、都会から越してきたときは夜の暗さにビックリした。暗くて当たり前なのに、都会では夜でもギラギラ。自然に逆らわない生き方をしたいものだ。

  • 読了日不明

  • 異母兄弟か異父兄弟か、それともまったくの他人なのか。美花と茂樹はそれでも互いを求め合う。真相を知っていたはずの関係者は亡くなり真相もわからないままに・・・。

    なんだか夢のような幻想的な話だった。兄妹であってもなくても、もう構わない、お互いを必要としてあっているのなら・・・。謎は謎のままで終わってしまった。

  • 結末探しに、再読。
    とりあえず、自分なりに結論出せました。
    でも、ホントのとこ教えて欲しい。
    ネットでも答え探したけど、見つからなかった。

    もし続編があるなら、誰か教えてください!
    もしくは、輝先生、続編出してください!

  • 兄妹なのか、そうじゃないのか…深く読み込める人はその辺は分かるのだろうけれど、私はダメ! 上下2冊続けて読んだけれど、「宮本輝」好きの私が、ハッキリ言って途中で「どうでもいいや」と嫌になった。
    それにしても宮本輝って、こんなにもセックス描写の多い作家さんだった?
    この物語に、これほど多くのページを割く必要がある? 

  • いまいち・・・

  • 何が良くて何が悪いのかを非常に考えさせられた作品。常識でタブーとされていることも、単純にそうだからではなく、何故そうなのかということを考えなければいけないなと思いました。

    非常に性がテーマになっているので何て言っていいか表現に苦しむけど、終わり方は好きです。
    あ、けど主人公兄弟の人間性って爽やかなんですよね〜。

    私もキャンプの焚火は好きです。火の揺らめきと温かみには本当に不思議な魅力があります★

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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