鳩の栖

  • 集英社 (1996年11月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784087742343

作品紹介・あらすじ

「きみにも、叫びたくなることがあるの」「…あるよ。この頃はとくに」――雨音のはざまに響くその音に、病床の少年はなにを思うのか。清々しく張りつめた交流を描く表題作等、五つの静謐な物語。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

少年たちの純粋な心情と、彼らを取り巻く切ない人間関係が描かれた短編集です。五つの物語はそれぞれ異なるテーマを持ちながらも、共通して少年の成長や愛情、そして哀しみを繊細に表現しています。特に、兄弟や義兄...

感想・レビュー・書評

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  • 高校時代、この短篇集を読んで、長野まゆみという方のお話をもっと読んでみたいと思ったのでした。繊細で整っていてどこか人形じみた少年たちの息づく、懐かしい風情の世界に浸りたくて、今でも時折手に取る本です。

  • 日常が異世界に変わる、そのひとそれぞれが違う世界にすむ異人たち

  • 長野まゆみの短編集。
    表題作『鳩の栖』に出てくる水琴窟などの小道具がとても素敵。
    そして、切ない。
    彼女が紡ぎだす静謐な世界観に惹かれる。

  • 手放し本。

    '97.1読了。
    五つの短編集。

  • いつもの世界。

  • 短編集。
    少年の友情がそれぞれほほえましい。

  • 中高生がメインの切ないBL短編集。
    「猫道楽」と違って性描写はない。
    BLというよりは薔薇?文章がとてもきれい。
    表題作もよかったけど、わたしは「栗樹」がいちばん気に入った。
    長野まゆみ作品は文章がとてもきれい。

  • 短編集。

  • 「きみにも、叫びたくなることがあるの、」「…あるよ。この頃はとくに。」雨音のはざまに響くその音に、病床の少年はなにを思うのか。長野まゆみが描く五つの静謐。

  • ◆鳩の栖(はとのすみか)
    安堂操(あんどうみさお)
    樺島至剛(かわしまみちたか)
      ~たか)至大至剛(しだいしごう)by孟子~どんなことにも屈せず、かぎりなく強い
              兄 樺島至大(かわしまみちはる)
    唐津優(からつゆたか)

    雉鳩、水琴窟(すいきんくつ)

    ◆夏緑蔭(なつりょくいん)
    寧(やすし)
    崇(たかし)

    ◆栗樹(カスタネア)
    瓜はめば、子等思ほゆ 栗はめば 況して偲はゆ(ましてしぬはゆ)~山上憶良

    乙彦(たかひこ)
    端(はじめ)
    甲彦(かつひこ)

    栗と橡
    フランス語Maroonnier
    英語Chestnut
    橡の学名Aesculus
    栗の学名Castanea

    ◆紺碧(こんぺき)
    ◆紺一点(こんいってん)
    浦里享(うらさととおる)
    真木敦(まき あつし)
    来島(くるしま)

    長野まゆみの初期短編集

  • 栗樹がよかったなあ
    子どもの喪失と後悔を見守る
    周りの大人も切ないよね

  • 短編

    どれも別れを予感するよぅな
    物悲しく綺麗なお話しでした。

    文章を読んでて予感を感じて
    涙が出てくる、そんな優しい文章が大好きです。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    「きみにも、叫びたくなることがあるの、」
    「…あるよ。この頃はとくに。」
    雨音のはざまに響くその音に、病床の少年はなにを思うのか。
    長野まゆみが描く五つの静謐。

    +++++++++++++

  • 長野まゆみの本を読むのは2作目。感想としては、BLや薔薇という言葉を使うのが戸惑われるほどのプラトニックラブな同性愛。恋なのかすらも疑わしいあやふやなライン。内容は正直に言えば「で?」って感じなんだけど、読み終わるとなんだか素敵な気分に浸れる不思議。もう少しいろんな作品に触れてみたいかも

  • 一言で感想を言うとしたら、「あぁ長野まゆみだ~」でしょうか(笑)挿絵もご本人の筆だそうで、美しいですね~^^ ガラスの少年時代、という歌がありましたがまさにそんな感じ。しっとり美しくて切ないのはいいんですが、あまりに仄かすぎて物足りないかも^^; しかし、今どきこんな少年たち居るんでしょうか? ☆3.5

  • 短編。

  • 長野先生らしい 日本語や言い回しが凄く綺麗な本。

    内容もみずみずしいお話ばかりで、ときめきっぱなしでした。

    中でも好きなのが最初の二つ。
    簡潔なストーリーですが奥が深くて、大好きです^^

    紺極まる読みたい!
    真木好きです。計算高いところとか。

  • 5つの短篇が収録されている本で、1日に1話ずつとかそういう読み方が出来て良かった。「夏緑蔭」や「カスタネア」も良かったけど、表題作である「鳩の栖」がいちばん心に残ったかも。切ない。

  • 少年同士の些細なすれ違いによる嫉妬とか素直になりたいのになれないとか、久しぶりに初期作品読んでみずみずしい雰囲気に浸れました

    紺極まる読んでで真木の尻軽ー!簡単に揺らぐな!って思ったけど、紺碧で告白してるのに煙にまかれたことを思えば、真木が迷ったのは仕方がなかったのかも…と思い直しました
    (浦里はやっぱりストレートなのかなー)

  • 短編集。
    ほんと清らかな話を書くよね……。
    オラ、ざわざわしてきたぞ!

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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