- Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087742398
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
面白かった。
いろんな女がいる。 -
再読
-
何かの決断の時「えい」って翔べるかどうかだよね。信じて翔ぶ。もっというと、信じると決めて翔ぶ。女の決断が見れた本だった。余談だけど、そう言えば大学の時、キルケゴールっていう哲学者のことを習ったことがあって、「leap of faith」っていう考えが妙に気にいってたんだよね。もともと宗教における哲学思想を説いてた人だったし、Faithって単語を聞くと、やっぱり宗教的だなとも思うんだけど、宗教色が濃かろうと薄かろうと、決断を言い表したナイスな考えだと思う。
-
同じ会社の性格が違う女たちの物語りで、非常におもしろいよ!
(大分大学 学部生) -
昔読んだことがあった本。
何かで紹介されてて思い出し、無性に読みたくなって本屋さんに走りました。
リサ、紀子、みどり、康子、沙織の5人のOL女性の未来を切り開いていく話。学生のとき読むのと、自分も働くようになって読むのでは感じ方も違っているんだけど、それでもたくましく生きていく女性を描く話は読んでいて、元気が出た。だからこそ、5人の登場人物それぞれに共感できたり、応援したり、否定したり…思わず自分だったら、と重ね合わせてみながら読める本でした。 -
女ってほんと、つえーよ。塚越
-
30歳過ぎてマンション買った独身の康子。玉の輿結婚を狙うリサ。上昇志向の紗織。頼りない紀子。損保会社の一般職女子社員が自分の生きる道を探していく。康子は食品加工品の販売会社を、リサは医者と結婚してネパールの無医村へ、紗織はアメリカ留学してパイロットを目指し、紀子は離婚してまた再婚。
元気が出るような出ないような話だった。私こんな人たちみたいにすごくなれないような気がする。この人たちが自分探しをしていた時は「あぁわかる。このもどかしい気持ち」と思ってたけど、いざ自分のやりたい事が見つかった時のこの人たちのパワー。見習わなければならないよね。もう30歳を目前にして、とっくに売れ残り? -
同じ会社に勤める5人のOLそれぞれの視点で描かれた物語です。
直木賞受賞作品なので、サスペンス系かと思いきや、
仕事、結婚に奮闘する女性を描いた作品でした。
(リアルかどうかは女性ではないのでわかりませんが、たぶんリアルでしょう)
前半部分は出会った男を見下したり、結婚の条件が高いな~
と思いつつ、斜に構えて読んでました。
自信が無い方が婚活している最中に読まれたら、凹むだろうな。
まあ、それだけ女性は細かいことまでしっかりと考えているのでしょう。
なんて勝手に解釈してました。
で、読み進めていくうちに将来を考え行動していく。
会社勤めよりも、もっと自分のやりたいことに素直になります。
その過程で、人間味が増して行く様が面白い。
特に得意の英語で自立をめざす紗織が良かった。
留学でアメリカに飛び立つのだけれど、
ふとしたきっかけからパイロットを志す。
その実直さに惹かれました。 -
本棚から取り出して、
10年ぶりくらいに読んだ。
内容をすっかり忘れていて、
初読のように面白く読めた。
柴門ふみの「女友達」
を思い出した。