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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784087742466
作品紹介・あらすじ
妻の妹と関係を持った男は、妻の疑いを逸らすため、居酒屋の女将に一芝居頼み込んだ。男が息づまる思いで見つめる前で、女たちは凄絶な“芝居"を応酬し…。逆転につぐ逆転劇のミステリー8編。
感想・レビュー・書評
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不倫を絡めたミステリーありファンタジーありの多彩な短編。共感できる女性(や環境)に、誰一人として出会えなかったことに、自分の女子力のなさを実感。だからこそ、とても楽しめた一冊です。
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男、女、家族、不倫、殺人が入り混じった8編の短編ミステリー。どれも切れ味鋭いが、特に「喜劇女優」はめくるめく内容で傑作。しかし秀作揃いだが後味が良くないなあと思っていたら最後に表題の「美女」が清涼剤として効いている。良くできた短編集だと思う。
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作者お得意の三角関係短編集。“謎解き”的な要素は少ないが、恋愛小説とミステリの融合性という点では完成度が高い。短編集なので多少は物足りないが、それでも心理描写を起爆装置にしたどんでん返し爆弾は見事。個人的には『喜劇女優』『夜の二乗』に感服させられた。
著者プロフィール
連城三紀彦の作品
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