呉・三国志 長江燃ゆ 5 秋風の巻/興亡の巻

  • 集英社 (2001年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (452ページ) / ISBN・EAN: 9784087743418

感想・レビュー・書評

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  • 蜀が、魏が、呉が、それぞれに終焉の時を迎える。
    とはいえ、やはり劉備、曹操、孫権の三つ巴の時代に比べて物語のスケールが小さく感じられるのは否めない。

    そもそも、人物がいないのである。
    孔明(と趙雲)以外、最初から大した人材がいなかった蜀や、人遣いの上手かった曹操亡き後、司馬懿を超える人材がついに出なかった魏に比べ、それなりの人材を次々に輩出した呉でさえも、最後は孫権の跡継ぎを巡る権力争いで人材が枯渇してしまった。

    若いころは才あふれた孔明や孫権も歳をとり、才能より好き嫌いで人事を動かしたりするようになると、現代と変わらない腐敗が生まれて、もう三国志じゃなくてもいいんじゃないかと思えてくるくらい。

    人が老いるのと同じように権力も老いるのか。
    興国の時の、あふれんばかりの才能のぶつかり合いが懐かしい。

  • どんな王朝も続けば弊害が出る……それがよく分かる巻。晋がたったのは、必然だったのかもしれない。

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著者プロフィール

1936年生。小説家。『五十万年の死角』で江戸川乱歩賞。『傷ついた野獣』など。2004年没。

「2021年 『カチカチ山殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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