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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784087744200
感想・レビュー・書評
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すごいどんでん返しがあるのかと思った。
が、、、たんたんと終わった。 -
読み進めると事件については徐々に分かってくるが、登場人物が誰なのか、事件の核心は何かは、隠されたまま進む。最後の章である程度わかってはくるが、何が事実なのかは明確にならないまま終わる。ちょっと消化不良な終わり方。
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一人暮らしの24歳OLが、自宅マンションで殺された。事件は被害者の性器が切除され、アイスクリームの中に埋められていたことで世間を震撼させる…。この猟奇殺人をめぐる週刊誌報道、取材記録、供述調書、手記、手紙、そしてモデル小説―。ひとつの事実をめぐるさまざまな言葉は、果たして真相を明らかにすることに成功するのか。ことば、言葉、コトバに溢れる現代社会の病的日常を照らし出すスリリングな問題小説。
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まさにスリリングな物語である。記憶喪失にかかったと思われる男が、治療と称してある猟奇的な犯罪にまつわるさまざまな文章を読まされる場面が物語の大半を占めるのだが、何のために治療者は男にこの文章を読ませるのか、男は一体だれなのか、そしてそもそも治療者はだれなのか、という疑問がどんどん湧き起こり、犯罪の異様さと相まって読者を迷宮へと誘いこむのである。治療するものとされる者の果たしてどちらが正気なのか、読むほどに判らなくなり、居心地の悪い読後感の一冊でもある。 -
正直、だらだらと続く展開が面白くなかった。後半に盛り上がるでもなく…
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2011年8月30日、読了。
清水義範の作品の中でも珍しい、シリアスなミステリーもの。
精神病担当の医者に、記憶喪失の男が登場し、記憶喪失の男の記憶を甦らせるべく、ある凄惨な殺人事件に関する資料を医者が連日読ませる。とにかくこの繰り返しだが、熟練した筆捌きで、読んでいて飽きる事は全く無い。
この記憶喪失の男が誰なのか、はかなりあっさり結論が出てしまう。これは、物語の構成としてはイマイチだと感じた。特にミステリーとしては。
しかし、この本を読んで尚更、言葉とは「檻」のようなものだと分かる。
この作中では、合コンで知り合った女に対して一方的な恋愛感情を抱き、ストーカーに成り果て、挙句、その女の家に侵入し女を絞殺、性器を切り取り自宅に持ち帰り、アイスクリームのカップ内にそれを保存するという猟奇的殺人に対して(もちろんフィクションであるが)、読者は延々と考える事になる。
この時、この犯罪者が何を思いこのような犯罪に手を染めたか、想像して完全に正しい答えを得る事は無い。いや、当事者である犯罪者ですら、自らの育ってきた環境により培われた、「迷宮」のような潜在意識や人格の詳細全てを解明しない限り、何故犯罪に手を染めたか自体知る事は無い。知った気になっていても、その行動に至った全ての理由を把握する事が出来ているわけがない。
つまり、本当の意味で「真実」を知る人間は世の中にはいない、という逆説が罷り通る。
そして、自分はどうあがいても自分であり、自分の価値判断を超越するような出来事に対して、人が採る選択肢は二つである。
一つは、「あいつは狂ってる」と、自らの正常性を楯に、背景も何もかもひっくるめて、とてつもなく大きい「狂ってる」という言葉の檻に、対象を乱暴に閉じ込めること。
二つは、「家庭環境が〜だから」「小さい頃こういう事があったから〜」などと、客観的な事実をもとに推測し、「きっと〜だろう」と、理解すべく適当な推測を並べ、漠然とした事実を自分の好みの形に縛り上げ、「きっと」という比較的小さな檻に閉じこめるか。
前者はそこで思考は止まるが、後者は読む人間の先入観や価値観、常識により縛られ方が違う。したがって、同じ事実を伝えようとしても、バイアスのかかり方が違う。
一つの情報源のみに頼らず、様々な情報を吟味して誰かが縛り上げた事実の鎖を一度ほどき、そこから自分なりに判断する人間になりたい。
星5つ! -
ストーカーによる猟奇殺人事件。衝撃的な事件を週刊誌情報、
供述調書、犯罪記録、手記、事件をもとにした小説を通して
事件の真相を明らかにしていくのですが、
事件の内容が何度も繰り返しになる部分があり
途中、くじけそうになりました。
何を求めてこの事件を追っているのかが分かりづらく
犯人の内面もあやふやな感じだったような気がします。
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2011/07/03 読了
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2005.10.14
確かにこれでは迷宮だ
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