千年旅人

  • 集英社 (1999年11月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087744408

作品紹介・あらすじ

自殺志願の青年が死に場所を求めて、寂れた海辺の民宿に辿り着く。年老いた祖母と孫娘が営む宿には、人生最期の時を過ごしにやってきた男がいた。著者監督映画原作の表題作他、2編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 本を開くと、映画化された作品と知った。読みながらついつい出演者の顔がちらついていた。何となく既読感すら感じる内容はこの人の作品によく感じる。それでも読むのは、辻仁成さんの文章表現が好きなのかも。

  • 無駄なことなんて、何一つない。

    死ぬために訪れた海辺で出会った、義足の少女と、迫る死を前に、古い船を棺桶にするために修理する男。

    事故で亡くなった恋人のシオリの葬式で出会った、シオリの恋人だったと名乗る男の存在。揺れる思い、記憶。

    母が違う姉弟のひかれあう思いと、姉弟であるという罪悪感、逃れたくても逃れられない苦悩で、飛び出したバリ島での自分との葛藤。

    生きることは、苦しいけれども、時々夢の中を彷徨いながら道に迷いながらも、私たちはそれでも前に進んでいく。

    3つの話。多分、そんな感じ。(何
    なんか、重いよね。記憶の羽根はすげーって思った)^o^(

  • 砂を走る船のみ。

  • 「砂を走る船」「シオリ、夜の散歩」「記憶の羽根」の三篇が収録されています。
    「砂を走る船」は作者の脚本、監督で映画化されていますが、見てません。読んで、見たいと思わない。自殺しようとする青年の奇妙な体験。死について書きたかったのでしょうが、青年の身勝手さで後味が悪い。
    「シオリ、夜の散歩」は事故死した恋人の、もう一人の彼が現れて振り回される話。これも、内容が浮いてる。
    「記憶の羽根」は異母姉との恋に悩む主人公が海外の島に居座って謎の女性を追いかけるんですが・・幼年期に縛られた子供かいって感じ。
    辻さん、村上春樹を意識して書いたのかなぁ。現実と夢の狭間、死と生なんてテーマかもしれませんが・・中途半端という気がします。

  • 何だか深夜に映画でやっていそうな雰囲気でした。

  • (2002.9)

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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