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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087744460
作品紹介・あらすじ
妻は単身在任の学者、息子は登校拒否の天才児。家事育児を受け持ったギャンブラーの夫が放つ非「日本人論」風味のエッセイ。豪州在住のユニークなヒロシ一家が問いかける日本と家族の行方。
感想・レビュー・書評
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天才的な数学能力を持つ息子、実力十分の研究者の妻、賭博師の筆者というユニークな家族の物語。
もっとも面白いのは、どんなに日本文化や日本文明研究者や日本という国のあり方に対して批判をして唾を吐いていても、筆者がやっていることはフラフラと賭場に出て博打を打っていることだけ。それに対して天才息子は大学、大学院に飛び級してさらにUCSDの招聘教員になり、あっさり振って金融分析のプロとして数学的才能を金にする。研究者の妻は学部長になり研究とレクチャーで世界中を飛び回りオーストラリアの国家的委員会のメンバーになる。その様は軽々と筆者のこだわりの遥か上を飛んでいっている。その家族の中のギャップが喜劇的だが絶妙のバランスが取られている。
個人的には天才息子の考え方や思考にとても興味があるし、その快進撃をもっと知りたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何とか読み終わった。
視点は面白いけど、私にはハードルが高かったようだ。
面白い話も多々有る。
『左翼は難解、右翼は厄介』とか相当な発言もしている。
一番面白い発言をしているのは息子さんであろう。 -
なんとも痛快。息子自慢も厭味にならず、日本的なものをバッタバッタと切り捨てる。「楽しそうに生きている人は、周りの人間も幸せにする」見本のようなエッセイ。
著者プロフィール
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