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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784087744477
作品紹介・あらすじ
咲は友人からタイへ卒業旅行に誘われる。少数民族アカ族を曾祖母に持つ咲には、自分のルーツを訪ねる旅でもあった。そしてアカ族の兄妹に出会うが…。アジアの風を伝える第23回すばる文学賞受賞作。
みんなの感想まとめ
自らのルーツを探し求めるヒロインの旅が描かれた作品で、タイとミャンマーを舞台にした物語が織りなす感動的なストーリーが魅力です。短編二作品から成るこの作品は、読みやすい文体と美しい風景描写が特徴で、読者...
感想・レビュー・書評
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【彼女のプレンカ】留学先のハワイから、日本への帰途、タイへと立ち寄った咲。それほど親しくないのに、同行することにした裕美子。博物館の管理人アピー、妹のミーシア。それぞれの物語が語られ混じり合い、あるいは混じりあわず。再び戻ってきた時には、親しかったはずのものはこつぜんと姿を消し、馴染みの場所は変わり果てていた。山奥の祭りで見たのは、果たして誠か幻だったのか。【八月のベーダ】舞台はミャンマー。行方知れずの父。ミャンマーの川に落ちて死んだ妹。面影を追うように、昆虫の調査隊を率いる叔父とミャンマーで合流。黄金の蝶を探し、現地ガイドの彼と心通いあわせ。熱帯の暑さとルビーのひやりとした退避、夢ともうつつとも分かち難い幻視。
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タイの少数民族の血を引くヒロイン・咲は異邦人、だ。
日本でも、アメリカでも、タイでも。
自らのルーツを探し求め、共鳴しながらもいつも最後の場面で置き去りになってしまう。
いつだってダンスの中心にたどりつけない、やるせなさ。
中上紀の作品
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