- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087744637
感想・レビュー・書評
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ドラマのイメージが強かったが、原作と全く違うのだと読んでから知った。
思春期特有の思いなどが混じり合っている。 -
あとがきで『トーマの心臓』が出て来るけど、たしかにそんな感じは有る。
全編通して不穏な感じがあって、僕としては眉村卓とかのジュヴナイル小説っぽいとも思った。考えてみれば、恩田陸はデビュー作の『六番目の小夜子』からして、そういう作品だった。
ただ、そういうベースが見え隠れしつつも、これは青春小説として面白く読めた。 -
読み終えてタイトルが秀逸と感じた。
表紙絵と内容のギャップは埋められなかったけど。 -
寮に残った男の子たちの冬の間の出来事。
それぞれに抱えた葛藤がうまく書かれていた。 -
恩田陸っぽくないかな…。
フツーに面白いんだけど。
まだ、恩田陸になり切ってないというか。
七月、八月に通じるものがあるなぁ。 -
統と光浩の関係、おいしすぎる
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高校の寮での年末1週間で起こる出来事。4人の経験がすごく、いろんな展開が続く。こんな友情いいなぁと思わせる。
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高校の男子寮に年末年始に帰省せずに残った四人が、それぞれの生い立ちを夜な夜な告白していく。
『学園もの』が好きな著者と違って私は苦手ジャンルなのだが、この作品は変に学生っぽくなくて抵抗なく読めた。
登場人物たちの生い立ちがヘビーすぎるからだろうか。
この年代特有のバカ騒ぎもしながら、7日間で交流と信頼を深めていく四人。
かけがえのないキラキラした濃縮した時間が伝わってきた。
ものすごく面白かったわけではないが、初めて読んだ恩田氏の作品。この方が書く日本語は気に入ったので、また別の作品も読んでみようと思う。
2017/03