8年

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 88
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087745061

感想・レビュー・書評

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  • 4.0
    面白かった。
    20年近く前の本なので、今の時代とはちょっと違ってますが、そんなに極端には違わない感じですらすらと読めました。
    楽天イーグルスファンとしては、新規球団の誕生というのは重ねてしまう部分もあり、楽しめた。
    何か凄く嫌なことが起こるんじゃないかという、根拠のない不安を持ちながら読みましたが、特に心配する様な大事件は起きませんでしたね、盛り上がりにちょっと欠けると言えばそうかもしれませんが、軽く読める感じの本でした。

  • 寡黙なエースと小心者のルーキーが成長していく話。自分はやっぱこういう単純なスポーツ物語が好きかも・・・。主人公はやっぱ野球がなによりすきなんだと感じました。子供よりも。

  • ちょっと強引過ぎ?
    これからもっと練ったら良くなるんかなあ~

  • 堂場さんの15年前の最初のスポーツ小説。彼のスポーツ物は大好きなんだけど、最初の作品からいい話書いてたんですね。メジャーに挑戦する日本人の話だけど、ボンズとかピアザとか実名で登場して対戦ってワクワクしますよ。

  • 後半の方が面白かった。

    ストーリー
    オリンピックで華々しい活躍をし、当然プロ入りを期待されたが、ある理由から野球を捨ててしまった投手・藤原雄大。8年後、30歳を過ぎた彼は、突然、ニューヨークのメジャー球団に入団する。あの男ともう一度対戦したい!その悲願のためだけに…。一度は諦めた夢を実現するため、チャレンジする男の生き様を描くスポーツ小説の白眉。第13回小説すばる新人賞受賞作。

  • 娘の病気のためプロ入りを果たせなかった30代の主人公のピッチャーが、娘の死後空白となった8年を埋め、ソウルオリンピックでホームランを打たれたライバルと再び対決するため、メジャーリーグに挑戦するというストーリー。
    ちょっとご都合主義的な話の展開もあったけど、作者ならではのスポーツ選手の心理描写は秀逸で読み応えがありました。

  • 夢への熱い思いを感じられて、楽しく読めました

  • また読みたい作家が増えた。

  • あの日、あの時、あの場所で…。叶わなかった1球の記憶を胸に大リーガーに30過ぎてから挑戦する藤原。家族や心に傷を持った後輩との関係も丁寧に書かれていて一気にこの作家のファンになってしまった。こういうスポーツ小説がわたしは好きなのだと思う。

  • 友達からのオススメで、読んでみた。あまりスポーツモノは読まないので、新鮮だった。30歳を過ぎてから、あの男と対戦したい!との思いを胸に、単身アメリカで大リーグに挑戦する男の物語。心の動きも丁寧に描かれていて、案外読みやすかった。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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