三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル

  • 集英社 (2001年5月25日発売)
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感想 : 10
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Amazon.co.jp ・本 (472ページ) / ISBN・EAN: 9784087745207

作品紹介・あらすじ

本格ミステリ、ホラー、SF・伝奇のハイブリッド。3つのジャンルの鬼才が結集した連作短編集。怪異現象を専門とする3人のゴーストハンターたちの扱う不思議な事件とは? 書き下ろし解決編つき。

感想・レビュー・書評

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  • 三人の作家による、同一設定マルチエンディングの「ゴーストハント」もの短編集。

    評者は田中啓文の手になる、反オカルト科学者・山県エンドが一番気に入った。このエンドに至るまでの著述に仕掛けられた「?」がぴったりと噛み合い、見事に昇華されている。
    半面、牧野修はなにかと世界を滅ぼしがち、という印象をさらに強化するに終わった感が否めない。
    生臭坊主・洞蛙坊のエンドは、悪くないが、山県のエンドに比べると一個人の裡にとどまった感がある。

    誰ルートにしても、これはゲーム化しないほうが良かったろうな、と思われるが、競作小説としては面白いので、星5つとした。

  • 全体的にえぐいのに、何故か一気に読めました。
    最終話は3つあり、YES・NOテストで読者に合うエンディングが読めるようになっています。
    私は「真実のありか」でしたが……びっくりしました。想像だにしなかったエンディングで。この感動(?)のまま読了したいと、導かれなかった2つの最終話は敢えて読んでいません。だけど、読む人によって違ったエンディングで楽しめるのだと確信します。

  • ミステリー、ホラー、伝奇&SFの三人の作家による連作短編集。

    一般の警備会社の手に負えないような怪奇現象が起こった場合、警備を引き継ぎ、それを解決する「国枝特殊警備」。破壊僧洞蛙坊、バイセクシャルの美青年比嘉、元工学教授の山県。この三人の異能の警備員が様々な怪事件に立ち向かうが、それらはやがて、4年前に彼らをこの仕事に巻き込む原因となった事件の真相につながっていく……。

    三人の作家がそれぞれのキャラクターを担当し、一作家3編ずつ全9編。各々の作家の個性が十分に発揮されてたっぷり堪能できるので、何れかの作家買いでも損はしない。そして、それらを伏線とした書き下ろしの解決編も3編用意され、独立したマルチ・エンディングを愉しめるというオマケつき。

    アンソロジーとも短編集とも、長編とも一味異なる面白さが味わえた。

  • こ、これはwww田中氏のエ糞シスト陰陽師がすごすぎる。うんこにたまたまに生理・・・特にうんが強烈すぎて・・・なんだこの人スカトロ趣味なん?
    でもラストは一番良かった。比嘉のは最初は良かったけど段々気持ち悪く。この人のが一番後味悪かった。
    山形さんは影薄いです。でもラストは悪くなかった。

  • うーん。グロテスクとうか、生々しい気持ち悪さ。
    最後のマルチエンディングは、昔遊んだゲームブックみたいでわくわくしました。

  • (収録作品)真実のありか(我孫子武丸)/虫籠ノ閨(牧野修)/洞蛙坊の最期(田中啓文)/ハネムーン・スイート(我孫子武丸)/葛千夜(牧野修)/血まみれの貴婦人(田中啓文)/呪われた偶像(我孫子武丸)/鳥迷宮(牧野修)/常世の水槽(田中啓文)/楕円形の墓標(我孫子武丸)/獣日和(牧野修)/熱キ血汐ニ・・・(田中啓文)

  • 2010/04/15
    マルチエンディングでもいまいち消化不足
    残酷描写はなかなか気持ち悪いです

    話的には、思ったより意外性もなかった。
    とりあえずグロい描写だけ詰め込んだかなー・・・って感じ。
    小説書き始めの人が書いたみたいな、とりあえずすごい設定だけ詰め込んで、ラストとしてそれを上回るものを用意できてないっていうか、たいしたことないんだよね。もちろん全体に通した筋はある分支離滅裂ではないんですが。合作では思ったとおりの方向に各自が持っていけないから大変そうね。

  • 敬愛する作家三名による豪華連作作品。
    物凄い期待を抱きながら読んだのですが、・・・微妙にはずしているような。
    思うに、お互いに遠慮しながら物語を作ってしまったんだろうな。
    各人のいい部分が削がれてしまっている。

    そんな中、ひとり物語の方向性を無視してぶっちぎった牧野修はすがすがしい。
    いちばん面白くないけど。

  • 新感覚。<br>
    ラストはホロリとしたものもがあります……。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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