離婚まで

  • 集英社 (2001年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784087745221

感想・レビュー・書評

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  • 一人の主婦。
    夫はパートナーではなく、自分に寄りすがって生きている人間、二人の娘にはできるだけのことをしてあげたいと願う良い妻、良い母親である彼女が、そんな風に生きていくことになったのはなぜ?

    30年ぶりの同窓会を機に地元に戻り、幼いころから結婚するまでの自分を見つめ、過去の清算をし、これからを生きなおす加奈子の心情が描かれています。
    幼いころの加奈子がとても可哀想で、すごく切実にその哀しさを感じました。
    が、ラストは希望の見える終わり方でほっとします。

  • 飯田などを舞台とした作品です。

  • 小説。共働きの主婦が、趣味の絵を描く時間もないほど家庭に奉仕し、子供が大きくなってきた今肉体の老化に気づき、半生を振り返って自分の結婚に疑問を抱く。後半、普通なら忘れられないだろう出来事を、同窓会を通じて回想する。伏線が念入りに書かれ過ぎている気もするが、叫びだしたくなるような母親からの圧迫感や、大きな子供のようで嫌悪しかない夫、同じく絵を志す職場の男性同僚への嫉妬など、追い詰められていく気分は疾走感すらある。過去の淡い恋ですら思うようにできなかった憐憫。でも、原点はそこにある。ボタンの掛け違いの上に積み重ねてしまった半生。そこに気づくまで長かったのが歯痒いが、夕焼けを思わせるような静かで明日を感じさせるラストが良い。

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著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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