桃源郷 (上)

  • 集英社 (2001年10月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087745504

作品紹介・あらすじ

12世紀初め、西征した耶律大石は西遼を建て、信ずるマニ教の真髄を主人公・陶羽に授ける。ペルシャ山中の暗殺教団、イベリアの隠れマニ教徒たち…。構想50年、理想郷を求めた歴史小説の金字塔!

みんなの感想まとめ

歴史の深い背景を持つこの物語は、12世紀初めの契丹族王朝・遼の衰退と、その後の西遼建国を描いています。主人公・陶羽は、マニ教の真髄を学びながら、ペルシャへ向かう青年たちの冒険を通じて、桃源郷伝説の謎に...

感想・レビュー・書評

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  • 陳舜臣さんファンです!上海日本人学校の校歌は彼の作詞です。作曲は團伊玖磨さん。贅沢なとりあわせ。

  • 桃源郷は陶潜(淵明)で有名ですが、そのイメージはどちらかというと中国の南部です。この本では蒙古帝国出現直前の西遼の祖・耶律大石の部下・中国(宋)人陶羽たちが西域探検に出てイスラム、ゾロアスター、キリスト教ネストリウス派、マニ教などとの出会い。ちょっと説明部分が多く、勉強にはなるのですが、小説としての面白みは今一つでした。

  • 陳舜臣の歴史小説(上・下2巻)。
    12世紀、契丹族王朝・遼が衰え、女真族王朝・金に取って代わられた時、遼の皇族・耶律大石は部衆を率いて西遷し、西遼(カラ・キタイ)を建国。
    その準備段階として、二人の青年を海路でペルシャへ送る。
    彼らは桃源郷伝説の末裔だった!
    何故ペルシャへ?
    キーワードはマニ教。
    滅びた世界宗教の代表ですが、その真相が明かされる。
    陳舜臣の小説らしく、その時代の教養がふんだんに盛り込まれています。
    契丹や女真などの騎馬民族だけでなく、北宋宮廷の腐敗、梁山泊、西方ではセルジューク朝、アラムートの暗殺集団、十字軍、エジプトのファーティマ朝から、イベリア半島のムラービト朝まで、世界全体にまたがります。
    梁山泊の宋江が、東西どちらにも出没して、随分まぁフットワークが軽いですねw

    ニン、トン♪

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著者プロフィール

1924年-2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』(日本推理作家協会賞)、『実録アヘン戦争』(毎日出版文化賞)、『敦煌の旅』(大佛次郎賞)、『茶事遍路』(読売文学賞)、『諸葛孔明』(吉川英治文学賞)、『中国の歴史』(全15巻)などがある。

「2018年 『方壺園 ミステリ短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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