- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087745672
感想・レビュー・書評
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昔に比べたら、騎手のお話をネットで多く見ることができて楽しんでいるんだけど、この本の主人公のような、騎乗機会に恵まれない騎手がいるのも事実。最近、園田で残念な出来事があったばかりなので、余計にそれを感じた。
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乗り馬に恵まれないまま30歳を目前にした騎手・中島八弥。夢破れた兄弟子との過去を引きずる彼に、天皇賞の大舞台がめぐってきた。
すごいミラクルが起きるわけでも、超人的なレース展開があるわけでもないのですが、おもしろいです。
途中までは長編というより、短編連作を読んでいる感じです。
最後、どうまとめるのかな、と思ったのですが、ちゃんと手に汗握る展開になりました!
細かいジョッキーの世界も存分にみせてくれて満足です。 -
競馬の世界はよく知らないが、どこも厳しい競争社会である。主人公のきれいごとばかりじゃないところが良かった。
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2010/03/13-2010/03/14
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小説すばる新人賞受賞作。
競馬ファンなんで楽しく読めました。
1頭のサラブレッドにはいろんな人たちの情熱がいっぱいつまっています。
細かいところもうまく描かれています。
主人公と周りの女性もいい感じなんですがもう少しキャラを掘り下げたらもっとよかったかなっとおも思った。 -
こちらは単行本の装丁。
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競馬をあまり知らなくても読める競馬小説、でも競馬を知っておけば結構楽しめると思う。競馬知らないんでこんなかんじで
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主人公は、厩舎に属さないフリーの騎手。
それなりに才能はあるのですが、恩人の苦衷をみかねて自分から厩舎を出た28歳男子です。
物語は、彼が出会うさまざまな調教師、馬主、そして馬を通し、競馬界を描いて行きます。
勝負と日常の、ちょうと中間あたりの世界かな? なかなかよいバランスではないでしょうか。
スーパー面白い!と言うカテゴリには属しませんが、後味も悪くないので、万人受けのする良質の小説だと思います。 -
競馬好きなら。