スローグッドバイ

石田衣良

• 集英社 (2002年5月24日発売)

感想・レビュー・書評

[もちこさんの感想 · 2023年8月5日]

これ好きだ！
著者本人が「寝る前に布団の中で一、二粒ずつ楽しんで、平日5日間で読んだあとは週末デートを楽しんでください」と言っているけど、本当に、夜寝る前に自分へのごほうびに食べるチョコレートのように甘いストーリーばっかり。
確かに読んだあとはデートに行きたくなるよなぁ。
後味すっきりハッピーエンドで、幸せな気分になれます！

[pu-booksさんの感想 · 2022年6月30日]

はっ...感想結構長く書いてたのに消えた...最悪凹。

もう、手短に。
面食らったことに、短編集。短編間のつながりもない。
だけど、全体を通して、穏やかで優しくのらりくらりな男性が主人公なパターンが多いかな。身体の関係が重視される大人小説ながらも、描写はさらりとしている。中身が重要ということではない。
後書きによると、石田伊良さんは、元々はミステリー作家らしい！

[菜さんの感想 · 2021年12月18日]

エロ要素満点すぎる！！！！うーん、私にはまだ早いです

[まきさんの感想 · 2021年5月25日]

ネット上で知り合った恋人、セックスレス・カップル、友人が振った恋人と付き合う男性など、都会を舞台に、20代、30代の男女を中心に描く恋模様。
(アマゾンより引用)

石田衣良さんて恋愛小説家なの？

[katutaさんの感想 · 2016年11月9日]

読み終えた後に爽やかさが残る作品の多い１０篇の恋愛短編集。
作品の全てに石田衣良テイストがちりばめられています。
ある作品に自己投影して少しセンチな気分なりました。
恋愛をしてる人、恋愛をしたい人、恋愛に行き詰まっている人、
恋愛をしたくない人、恋愛を終わらせた人・・・・・・
読んでみてはいかがでしょう。

[higashinecoffeeさんの感想 · 2015年1月18日]

題名とは違って『ハッピーエンド』の物語ばかり。
しかも、恋愛小説の短編集だから読む人によっては、
「そんな上手く行くわけないじゃん！！」
と思うかも知れません。
笑。

でも、僕がこの小説から感じたのは恋愛どうこうよりも、
『パートナーを信じる心が大事だな。』
って事。
恋人であれ、仕事仲間であれね。
そしたら案外、ハッピーエンドが待ってるのかな？なんて思わせてくれる物語ばかりでした。

そんな中、
最後の物語『スローグッドバイ』だけは別の感情に。
と言うのも、主人公と僕のあだ名が一緒。
しかも、物語の舞台は僕が遊んでた横浜（中華街、元町、山下公園）、すべての風景がフラッシュバック。
読んでて昔の自分と重なって、、、色んな気持ちになりました。
てか、コレを書いてる今もまだ落ち着きが取り戻せてないンですけとね。(^_^;)
それにしても、この本の中で唯一の『失恋の物語』に一番感情移入してしまう事になるとは。

まぁ、なんせハッピーエンドな大人の恋愛小説が読みたい方にはオススメです♪

[Aさんの感想 · 2014年6月11日]

う～ん、私にはあわないのかなあ

[ざき★やまさんの感想 · 2013年8月17日]

石田衣良はいいねぇ。
大人（主に２０代）の恋愛小説かなぁと思う。
自分にはまだ敷居が高いけど、こんな恋愛ができれば
いいなぁーと思ったりする。

[おこめさんの感想 · 2013年3月26日]

ふたりでできたこと、できなかったこと。さよならから始まる恋人たちの物語。

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選書を間違えた……、こんなに恋愛モノだったなんて。そして、短篇集だったなんて。 表紙のシンプルさと、写真のグラスと、石田さんが好きらしい知人がいたから借りたのだが。選書を誤った。
悪くはないんだけど、恋愛小説は読むに向かない。

[beautifulword09さんの感想 · 2013年3月1日]

初めての石田衣良
この本を読む読者に作者が勝手に作った条件は３つ
１．できれば空腹時を避けて、毎晩ベットに持ち込む
２．眠る前に、一粒か二粒ずつ、ゆっくりと服用する
３．ウィークデイの５日間で読み終えたら、週末は元気にデートにでかける

・・・・全部やぶってごめんなさい！笑
できれば巻末じゃなくて巻頭に書いてください、そういうことは笑

読み終わってみると、確かに上の条件で読んだら
もっと素敵に感じられるかもしれません

短編集の中で、表題でもあるスローグッドバイは、個人的にはそんなのやだーって感じ。
というなんとまあ、感想とも言えないようなしょうもない感想を持ってしまった笑
さよならデートとは、最後に思い出の場所とかに行って、綺麗にさよならするデート。
そんなの余計に未練になりそうなので、わたしはやだなー

[fooさんの感想 · 2013年1月6日]

１０の恋愛短編集。著者には初の恋愛短編集だそうです。恋人を失ったのに泣けない女の子や、ひと夏の熱い恋を経験した僕、ネットで自分を醜いアヒルの子という女性との出会い。ネット上で「ローマの休日をしよう」と書き込んだ女性は・・・。そして、表題作の別れた2人がたどる最期のデート。どれも、キュンと胸があったかくなる恋愛たち。きっと誰もが経験したことのある恋愛のあったかさや、寂しさや、なんだかわかんない不安とかそういったものが詰め込まれてる作品でした。好きだったのは「ローマンホリデイ」。ネットで知り合った女性に夏休みの初日にヴェスパを用意して会うことにきめた瑞樹があった相手は・・・。その彼女が別れ際に瑞樹の手をそっと握る。その夜のメールがまた素敵。私も「手」が大好きなので、すごく彼女の気持ちがわかって、うれしかった。どの作品も劇的な場面はないけれど、それが胸にしみてすごくいい！良かったです。

[ゆみ♥そらさんの感想 · 2012年7月21日]

１０篇の恋愛短編集。
どことなくもの悲しいけど
さわやかな読後感。
「ローマンホリディ」が好きです。

[ガッちゃんさんの感想 · 2012年6月8日]

恋愛短編集。
「泣かない」と「スローグッドバイ」が特によかったね。

[あいこさんの感想 · 2012年4月29日]

「涙を流さなくちゃ、始まらないこともあるんだよ」

[やっしーさんの感想 · 2011年11月23日]

丁寧で繊細な文体がかなり好み。特にフリーランスの仕事をしている登場人物たちの抱える世界への不安感や世間へのちょっとひねくれた（？）見方が妙に説得力あった。
小説の世界に入りこんだところでストーリーが終わることにもどかしさを感じていたら『巨大な作品世界ではなく、風のそよぎや気分のひとゆらぎだけを、淡く心に残すのが小品の魅力です』とあとがきにある。まさにそういう短編ばかりでした。

[buchimamaさんの感想 · 2011年10月21日]

普通にありそうな話だったので、すんなりと読めました。

[PLUTOさんの感想 · 2011年10月20日]

どの話も読後、温かい気持ちになりました。だけど私の恋愛経験不足であまり共感できなきずたんたんと読んでしまったのが残念です。

[yoshino822さんの感想 · 2011年10月2日]

「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」

ほんのすこし哀しい恋愛短編集。
ふられても次に進める勇気を。
憎まない優しさを。

ちょっと教訓っぽくもあるかな。

[静香さんの感想 · 2011年9月6日]

10章に分かれた恋愛短編集。
感情移入が出来たので、この短編集は相性がいいみたいです。
人間の醜い心情を泥臭く描かない。お洒落な言葉選びをする著者。
この10の短編に出てくる女性の物語のお気に入りの章(魅力ある女性)は、
「You look good to me」
「ローマンホリデイ」
前者は20代のアヒルの子。
後者は72歳のローマの休日と、21歳のプリティウーマン。
女性の意志の強さ。
お茶目な冒険心。そしてその秘密を守る若き乙女。
ふと、心が暖かくなりました。

[neginohanaさんの感想 · 2011年8月24日]

恋愛に関する短篇集。最初の方のはおもしろくなかった。一番好きなのはダントツで『ローマンホリデイ』だ。

石田衣良にしては、全体的にあっさりしすぎていた感じ。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『４ＴＥＥＮ　フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」