どすこい(安)

著者 :
  • 集英社
3.19
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本棚登録 : 364
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087745979

作品紹介・あらすじ

地響きがする-と思って戴きたい。ベストセラーの数々を「でぶ」一色に塗りつぶす奇怪なお笑いの書、『どすこい(仮)』のノベスル版。

感想・レビュー・書評

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  • なぜこうした

  • 地響きがするーと思って戴きたい。
    池宮彰一郎さんの『四十七人の刺客』をはじめ、日本のそれなりのベストセラー(=名作ではない。)をすべて銀色ならぬ「でぶ」色に染めた短編集。

    京極さんは2018年に『虚実妖怪百物語』という業界内輪ネタ満載、読者よりも内輪のウケ優先の長編を書いているけれど、ミレニアムな2000年にもこういう本を書いていたのですね。

    元ネタの本を知っていると、けっこう似たような構成を使っていたりだとか、より楽しめるし、そもそもこういうのは嫌いじゃないのですが、忙しいときに読むのはおススメしません。
    時間は有効に使いましょう。

    生きている時間は有限。
    今年は亥年で別の意味で東海とか東南海とか南海とかで地響きがするーかもしれないしね。

  •  次に巷説を読もうかなと思っていたのですが、少し気を抜いて読書をしたい気分だったので、昔1度読んだことのあるこの作品を再読することにしました。
     なんかとにかくデブ(なんか言い方悪いな・・・)がたくさん出てきたなという記憶でしたが、再読しても「ああ、デブばっかりだ」という感想が1番最初に出てきました。
     京極さんはほんとに色んな作品が書けるのだな。ついフフっと笑ってしまうくらい楽しかったです。
     パロディではないのですが、何人かの有名作家の作品をもじっています。読んだことのある作品と比べると、登場人物の職業や事件の大枠が似せてあったりしました。
     でも、どう描いてもおでぶさんがすごく強烈なキャラクターのため、オリジナルを食っている感じでした。
     個人的には「脂鬼」が好きでした。原作キャラがかなり真面目だったので、このダメ人間な雰囲気が好みです。

     <以下引用>
     「まあこの村の連中は身体が丈夫だからな。患者のほとんどは喰い過ぎか飲み過ぎだ。だからってお前、下痢と下痢止めしか用意してねぇってのは問題だな。この間、風呂屋の清水ンとこの若いのが頭痛で通院した時も、おめえ下痢止め渡したな」

     この文章はフフっと笑った一文です。元気がないときに読むことをオススメします。

  • 「オジいサン」に続いて2冊目の京極夏彦で、またもや変化球作品です。

    それにしても面白い。

    センスもテンポもギャグも最高。

    私の中で京極夏彦は面白い作品を書くヒトという印象がほぼ出来上がっている。

    すでにお気に入りの作家と言ってもいいくらいなのだがいまだに代表作である妖怪・怪談小説モノは読んだことはない。

    これで良いのだろうか。まあ良いのだろう。

    さて次はどんな面白い作品を読もうかな。

  • こういうの許されるのは一冊きりだね。

  • うん、なんだろう。
    なんかツボにはまったので、、4つ星

  • 真面目くさって読む本ではない。

    まさかね…京極作品で初めて買った本がこれだったとかね…。

  • 元作品読んでるのと読んでないのとで差が出た気がする。

    もっと精進します。

    デブ押しがね(笑)

  • 吉良邸に討ち入りをしたのは、四十七人の力士だった

    有名ベストセラーの数々が「でぶ」一色に塗りつぶされる!
    怪奇パロディ短編集。



    何がすごいって、普通の文庫本ならゆうに二冊はありそうな厚さを、軽いと言ってしまうこと。流石、尋常ではない厚さ「巷説百物語」の作者、京極先生です。
    内容はと言えば、めちゃくちゃにバカバカしく、且つ面白すぎます。特に元を読んだことのある作品は面白かったです。
    小野不由美の「屍鬼」のパロ「脂鬼」が最高でした。『腹は-脂肪で包囲されている』ですよ!膨れ上がりですよ!!あの陰鬱な話をよくここまでバカバカしくできたものだと感心します。
    さらに凄いのが、読み進めば前の作品が駄作として登場してきて最後の編で最初へ戻るループ。流石でした。

  • 実にくだらない。いい意味で馬鹿。相撲取りが暑苦しい・・。
    そこが面白いんだけど。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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