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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784087746006
作品紹介・あらすじ
ミステリ、ホラー、幻想文学のファンに贈る、山田正紀久々の自選短編集。渋谷のチーマーたちに囲まれた中年作家が命乞いに語り出す奇怪な物語の数々。彼のもくろむ完全犯罪は成功するのか? 全15編収録。
みんなの感想まとめ
多様なジャンルを取り入れた短編集で、ホラーやミステリの要素が巧みに織り交ぜられています。物語は、中年作家が深夜の渋谷で若者たちに絡まれ、自らの体験を語る形で展開されます。作家の自虐的なユーモアと、緊迫...
感想・レビュー・書評
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冒頭、「おれのような中年男が、深夜、センター街を一人で移動するなど、とんでもない話である。あえて言えば火薬庫でタバコを吸うようなもので危険きわまりない」
って、いやそりゃあんまりでしょう山田さん。
とはいえ、語り手の作家は不良にとっ捕まり、作家ということがばれるや「だったら面白い話の一つか二つもせいや」と出川か松村のネタかというような状況に追い込まれる。
「『そんなことはない、おじさんは三流作家なんかじゃない。そんなことは絶対にない』おれは必死になって言いたてた。『おじさんはこう見えても面白い話のプロなんだ。それは、もう本当に何というか、その、あれ、何だ、うう、おもしろい』」
よくよく考えるに『神狩り』冒頭のところからダメ作家自虐ネタというのはあって、『神獣聖戦』の「硫黄の底」から長編『魔術師』あたりでピークに達するんですが、このオブセッションはなんなんでしょうか。
というわけで、短編15本が語られるわけですが、一本一本に不良の感想がつくかというと、残念ながらそういうことはありません。
個人的には「環状死号線」と「明日どこかで」が面白く、特に後者は200ページちょいくらいでホラー文庫みたいな枠で語りなおしてくれてもいいかなという気がします。
あとは、本当にどうしようもない「わがデビューのころ」とか。物語を語り終えて解放されたあとの「終幕」のオチも大バカです。
それにしてもカフェボッサで登録したものを見ると、わたし、76冊くらいは山田さんの小説を読んでることになるようですが、いつもまあなかなか面白いと思いながら読んでますよ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホラーテイストの作品をちりばめた短編集。「序文」や「幕間」として、ちょっとした趣向もあり。ある意味、後書きまでが一続きになった物語としても読める。
「ホームドラマ」「青い骨」がかなり好き。特に「青い骨」はかなりミステリテイストな物語。「魔王」も結構好き。これはぜひ、歌曲「魔王」と合わせて鑑賞してみたい(歌曲「魔王」はかなり大好き)。 -
一人の作家が殺人を計画して準備をして戻ろうとした時、若者に絡まれる。<br>作家だと言うと短編を即興で作れと言われる。<br>其れが収録されている感じ。<br>ジャンルはいろいろ。普通に読めるのもあるし、意味不明なものもあるし。<br>1つ、知ってるのがあるなぁと思ったら『世にも奇妙な物語』で映像化されたものでした。
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