君の夢は もう見ない

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 283
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087746143

感想・レビュー・書評

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  • 鉱物シリーズの番外編?と言っていいのかな?
    中華文化思想研究所(だっけ)の社長、仲上さんのお話。
    他の鉱物シリーズのように鬼気迫るものがあまりなく、のほほんと読んでいられて楽しかったです。
    このタイトルがすごくいいですね。うまくはまってる気がします。
    仲上さんただのオッサンじゃないよ……かっこいいよ……!!不潔だけど!!(ちょ

    そっか葉山って有能だったんだ……(爆

  • 鉱物シリーズでお馴染みの中華文化思想研究所の所長仲上さんが主役。
    名前だけ登場するかつての相棒の燃えるような存在感、仲上さんが情報に溺れて失ったものが終始見え隠れして切ない。
    葉山の事を心配していたのは、やっぱりかつての自分と重ねているからなんだろうな…見ているとかなり危なっかしいし。
    ずっとだらしないおじさんだと思っていたけど、頭は切れるし、強い信念を持つ頼れるおじさんだった。ただ、お風呂は入って欲しい(笑)
    部下のチャンも純粋で優しくて、読んでて泣きそうになってしまう。仲上さんも彼のこういう所に救われてるのかもって思う。

  • 鉱石シリーズのスピンオフですが、知らなくても問題ないです。届いた手紙から仲上所長の過去も絡めつつ進む連作短編集。

  • 仲上所長もてすぎロマンチストすぎじゃない?笑ただ結局相手ラウルの片思いに終始していただけか。チャンくんとっても良い子でかわいい。ショウキとの友情、またその姉とがとてもあたたかった。

  • [2015.05.07]

  • 連作短編集。
    主人公が、だらしないヤツなのか、できるヤツなのか。「風呂入れよ~」と思いつつ、嫌いになれなかった。
    五條さんの作品をもっと読みたいけど、地元の図書館の蔵書が少ない。

  • 鉱物シリーズとつながってるのが嬉しい。
    仲上さんにも色々あるんですね。

    個人的にはラウル・ホウがとても気になります。

    彼と所長の昔の一緒にスパイやってた頃の活躍の話を読んでみたいなあ・・・・

  • 鉱物シリーズのショチョウさん仲上さんに焦点をあてたお話。白ヤギさんからお手紙ついた黒ヤギさんたら読まずに食べた〜♪みたいな印象。面白いけど、なんでもかんでも誰も彼も相方をつけたらいいってもんでもないと思うんだけれどなあ。でも読んじゃう読みやすさ。アジアの時代のうねりを感じる作品。

  • 仲上さんがただの汚いおっさんじゃなかった!wむしろ、かっこいい!
    チャンも仲上さんのことが大好きで可愛いキャラだったんだなぁ〜。
    鉱物シリーズとはまた違った面白さがあってとてもよかったです。
    個人的には薔薇の行方がニヤニヤできて好き。

  • 仲上さんが自分と葉山さんを重ねて、最後に心配していて、ますます葉山さんが心配になった。
    話は、秋愁の蟹と、薔薇の行方がずしんときました。なにが本当かなんてさして問題ではないのかもしれないな、と蟹では考えさせられました。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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