本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784087746181
作品紹介・あらすじ
奔放な生き方で多くの女性たちに愛された男の死。旧友たちが築いてきた穏やかな生活に、様々な波紋を投げかける…。立ち止まり、振り返る女たちに、いま、新しい選択が待っている。恋愛長編。
感想・レビュー・書評
-
この本は休み休み読まずに一気に読んだ方がいいかもしれない
少しずつ関わりのある何人かの主人公の話が交互に綴られているので、最初は誰が誰でどの人か記憶するのにちょっと大変だった
唯川恵はずっと大好きで昔の本も全部読んだけど少し変わってきたかなぁって感じ
ま、でもおもしろかったはおもしろかった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真衣子という女性の、いつも何かと向き合うときは逃げる道を確保して体半分しか向き合わず、全力でぶつかることをしてこなかった、というような文章が刺さった。
私も似ているところがあるから。
部活とか恋愛とか、ちゃんと真剣に自分の思うことをぶつけていかないと、きっと後悔するよね。 -
秋生の言葉や行動が要所要所で描かれているけど、なんだかめんどくさい、嫌なやつだなぁという印象でなぜこんなに魅力的な人とされているのか疑問だった。。出てくる人物のエピソードもちょっといかにもといった感じで、くどかった。。
-
高瀬秋夫が亡くなった。
一緒に暮らしていた佑美はパートを休み続けるほど落ち込んでいたが、秋夫の兄と関わっていくことになる。
佑美とおなじ職場のじゅん子は、ある日出会った男性と不倫の関係に陥り、自分を見下している夫への優越感に浸っていく。
秋夫と大学の同級生だった真衣子、協子、秋夫の友人と結婚した七恵もまた、秋夫に惹きつけられた過去があった。
秋夫という男性に魅了された女性たちのそれぞれの人生が変わっていく様子が描かれているお話でした。
これだけの登場人物を書き分けるのはすごいなと筆力にまず尊敬。
読後に間をおいてしまったためか、タイトルは覚えていたものの内容を思い出すのに時間が掛かってしまいました。
自分の容姿に拘り続ける「女」達になぜか距離を感じてしまったからかもしれません。 -
結果的に、秋生の死は五人の女性の生き方を変えるきっかけになったんだと思う。
直接的もしくは間接的に、そして物理的もしくは心理的に人を動かしてしまうほどの影響力。
秋生の場合はかなり個性的な人間で、他人への影響も強烈だった訳だけど、
ここまではっきりしていなくても、
誰かに影響されて自分自身が動かされることはありうるし、そういうことを肯定してくれてるような話。
そしてクロスすることのなかった人生が混ざり合う不思議。意外とあるかもなぁ。 -
★★★+
初読
なんとなく、読んだことのない作者、あ、「肩ごしの恋人」
だけ読んだかな。
そうだ、あれも結構面白かった。
少女漫画家ぽいペンネームでイマイチ食わず嫌いだったのでした。
変に修飾していない文章で読みやすい。
作品に作者が投影されてないわけはないのですが
江國香織、山田詠美、林真理子に代表される、うるさいほどの
「ねえねえ、私って素敵でしょ?」が感じられず(そのわりに読んでる私)
桐野夏生やここでも再び林真理子の様に露悪的な陰鬱さで
「リアルってこういう事でしょ?」も無い、
幸せでも不幸でもない、ほの甘い希望はある、読みやすい小説でした。
ある日突然事故死した「秋生」の周りの人々の物語。
最近なんっか内容の割に読み疲れる小説ばっか読んでたから
ほっとしたわー。
だから、上手いこと纏まり過ぎかな?という部分も、それもまた良し!
秋生の妻と兄の話とか、好きだわ。
でも皆さんそれなりに良い感じ。
『間違った男と付き合っていたわけじゃない。出会うべき男と出会い、恋すべき男に恋をして、迎えるべき終わりを迎えただけのことだ。』 -
〈内容〉ひとりの男の死がもたらす静かな波紋…。立ち止まり、振り返る女たちに、いま、新しい選択が待っている。唯川恵の最新恋愛長篇小説。
-
マイコ、じゅんこ、キョウコ、七重、ユミ、
30代後半の女性たちの話。
唯川恵と聞くと恋愛話ばかりかなと思ったが、今回の本は
いつもと違った感があり、同感できる点があったりだった。
いろいろな区切りをつけていくが再び日常へと戻って行く様子がリアルな感じがあった。
誰かに頼るではなく自分でここから動かないとでられない。 -
-
女の幸せってなんだろう?と思った。
この本には立場が色々なたくさんの女の人が出てくる。
だけどどの人も、幸せに見えなかった。
私の望む30代後半の女性の姿って何かなぁ…って思ってしまった。 -
自由奔放に生きた男の突然の訃報
関わりになった女たちの衝撃と再生。
うーん。
なんかドラマのような筋立て。
どの女性も同じような感じで「えーと、この人は??」って感じ -
やっぱり女性心理を描かせたら唯川恵はすごい。
五人五色、秋生に関わった5人の女性のストーリーが並行されていきます。秋生がひとりひとりにむけることばにハッとさせられました。 -
文庫で読んだら、解説がまた痛快で、「そうそう!そう感じた!」ということが書いてあり、感想書くことが無くなってしまった(笑)。
唯川さんの小説は出てくる女がみんな「自分で考えている」ところが素敵で、好きな所以かもしれない。マダムでも平凡な主婦でも喪失にうちひしがれていても、みんなちゃんと自分の意思を考えている。現実にはなかなか難しく、そんな女ばっかじゃないんだなぁ。 -
作品云々というよりも、登場する女性たちと同じ30代を生きるからこその共感。誰に最もシンクロしたのかは内緒にしておきますが。
さまざまな生き方は選択したものではなく、たどり着いた結果に過ぎなくて、選択肢は沢山あるように見える人生だけれど、選べる選択肢はとても少ないということ。別の生き方を選べなかったことへの後悔は誰にでもあるはず、そう思いました。 -
2008/2/7
-
その自由で奔放な生き方で女たちを魅了した男、高瀬秋生の突然の訃報。<br>
大学の同級生だった真以子と協子、秋生の友人と結婚した七恵、一緒に暮らしていた佑美、その職場の同僚じゅん子。<br>
ひとりの男の死が、彼と関わった5人の女たちの人生に、さざ波をたててゆく―。<br>
30台半ば、もう若くはない、でもやり直せる。
それぞれの事情を抱えながら生きてゆく女たちの、新しい旅立ちを描く長編小説。(裏表紙紹介文より)<br>
<br>
5人の彼女たち、それぞれの生き方は違うが、どこか自分とダブらせてしまうところがあった。
『愛情だと信じて疑わなかったものは、あっさりと日常に足をすくわれていた。』
『…自分に義務を課した。妻としての義務。母としての義務。主婦としての、女としての義務。 それを果たすことが、結婚という約束事を果たすことでもあると信じた。…。』
(それぞれ本文より引用)
<br><br>
恋愛時代には決してわからない日々の単調な繰り返し。
私は、恋愛と結婚は別モノだと思う。本当にそう思う。(変な自信 笑)<br>
どんなにお互いに協力し合って…と言ったって、いい夫・いい妻役を無意識に演じてしまう。
演じるとまではいかないまでも、それが義務であるという思い込み。
思わなくても、そうせざるを得ないような性。<br>
だけど、そんなことも果てしなく毎日続くと、やはり疲れてくるのだ。
そうして、お互い嫌な部分も見えてきて、いろんなことを押し付けあうようなことも(><)
これが日常、現実だよな〜としみじみ思ったな。
(独身の方、夢を壊すようでごめんなさい。だけど、これは私の感想なので。。)
<br>
そんなことも全て秋生はわかっていたのだろうか?
いつも心の奥底に眠っている彼女たちの本心を見抜いていて、
それでいて彼自身は摑みどころのない、どこかいつも漂っているような人なのだ。<br>
『花より男子』の花沢類をイメージさせるような人。
<br><br>
『今夜、誰のとなりで眠る』
本編あとの解説のなかで、”本当にくるまれたいと思っている毛布は、どんな毛布?”という問いがあった。
そんなことを聞かれたら、今ならなんて答えるだろう?<br>
今すぐ思うのは、私なら秋生みたいなひとがいい。
秋生と佑美のような。<br>
それから、秋生の死後、秋生の兄と佑美の関係のような。。
すごく近くにいるけど全ては知らない。ただあなたがそこに居てくれたらいい。。というような関係に憧れる。<br>
こうであらなければならない…という檻の中に、自分を閉じ込めたりしない、そんな私自身をそっと静かにみていてくれる人が、私のくるまれたい毛布なのだと思う。
唯川恵の作品
本棚登録 :
感想 :
