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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784087746754
作品紹介・あらすじ
昔のチームメイトの通夜で久しぶりに集まった陶子たち7人。来なかったのは一人だけ…。7人の視点を通して語られる、それぞれの人生。女たちの友情と成長を描き爽やかな読後感を残す青春ストーリー。
感想・レビュー・書評
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この人の文章はすんなり読める。この人の世界に抵抗なく入っていける。
読んでいくうちになんとなく晴々とした気持ちになっていくのは、彼女たちひとりひとりが生き生きと困難に立ち向かっているからだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校の弱小ソフトボール部のメンバーたちの成人後を描く群像劇。
7話からなり、各話のタイトルに虹の7色の1つがつけられている。
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物語はメンバーの1人で心臓に先天的な疾患を持つ知寿子 ( チーズ ) の突然死に絡むプチミステリーの体裁で進んでいきます。
1話目はプロローグで2話目は知寿子の死に絡む謎を提示する役割です。
そして知寿子の死と里穂の失踪の真相を明かしていく3話目以後に、加納さんの作品らしいよく考えられた人間模様が展開されていました。
大小はあれ、それぞれ自分なりの試練や困難を抱えており、それにくじけることなく対処していく ( 里穂を除いてなのですが ) 姿が読んでいて心地よい。こういうところはやはり上手いと思います。
それとは別に、悲壮感どころか困難上等とばかりに問題に取り組み、解決していく由美子のしたたかさが爽快で、実によかった。
そして最終話での種明かし。
説得力のある現実的なものだったのが何よりでした。 ( 個人的には「理論的には可能だが…… 」というのがあまり好きでないので。) -
昔のチームメイトの通夜で久しぶりに集まった陶子たち7人。来なかったのは一人だけ…。7人の視点を通して語られる、それぞれの人生。女たちの友情と成長を描き爽やかな読後感を残す青春ストーリー。(出版社/著者からの内容紹介)
サマー・オレンジ・ピール
スカーレット・ルージュ
ひよこ色の天使
緑の森の夜鳴き鳥
紫の雲路
雨上がりの藍の色
青い空と小鳥
最後のお話の途中に萩くんが出てくるまで、この陶子さんがあの陶子さんだということに、まったく気付いていなかった私。
そっか、「月曜日の水玉模様」の陶子さんなんだ~、納得。
7つのお話からなっているところもいっしょ。
加納朋子氏らしさ、魅力がたっぷり詰まった作品でした。
もう一気に読みきりました。
それぞれのお話が、最後に当たり前のようにつながる見事さ。
さすがです。
それぞれの人生の中で、彼女たちみんなが幸せになるといいなあと思いました。 -
このうちの一人が、後の荒野のセプテットやらなんやらのバリキャリで実の子ではない息子を育てる彼女ですね。
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想定外の展開でした
それぞれで・・・
それぞれに・・・
面白かった -
納朋子の目線、優しい。なんか泣きたくなっちゃうなあ。読み始めるまではすごくめんどくさいんだけど。月曜日のなんちゃらも読んでみよ。
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ソフトボール部のかつてのチームメイト、知寿子が25歳の若さで亡くなった。
彼女と一番仲が良く、仲間たちに訃報を伝えたはずの里穂はお通夜に参列ぜず、後日行方不明に……。
数年ぶりに集まった7人の女性たちのそれぞれの現在を描きながら、知寿子の死と里穂の失踪の真実に迫ります。
『月曜日の水玉模様』の陶子、『七人の敵がいる』の陽子が登場するとの事で前々から読みたかった作品です。
期待通りの面白さでした。
時間軸で見ると「月曜日…」→「レイン…」→「七人の…」の順に読めばより楽しめると思います。
最終章の主人公・陶子が「クール」「落ち着いてる」という周りからの評価と自分の本音との矛盾を萩君に吐露する場面が印象的でした。 -
「月曜日の水玉模様」の続編。
毎回主役が入れ代わり立ち代り、7点の連作なんだけど、1冊でちゃんと線になったミステリ。
主婦と編集者と看護婦と保母とプーと食堂のおばちゃんとOL。
一人あたり数十頁なのに、物凄く親近感が沸くのは、書く人が上手いんだろなぁ。或いは僕が涙脆いのか。
前作よりはヘビーな内容です。 -
登場人物はみんな違う性格・個性を持っている。
みんな違うけれど、みんな素敵な人物。
温かさ、謎解き、そして一つ一つの物語が繋がっていく連作という形式。
色々な要素が詰まっている作品。
特に「ひよこ色の天使」が好きな一作。 -
いまどきの若い女性の姿が等身大で描かれていて素直に読めた。
良く出来た本。加納朋子さん好きになりました。 -
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やっぱり加納さん、最後に「あ、つながってる」と思わされました。
「月曜日は水玉模様」読んだもんね。
この話に出てくる人たちは、みんな高校で同じ部活だったのだけど、
卒業してからの進路はひとそれぞれ…。
私ももう少ししたら、そんな風になるんだろうな。 -
7年前、高校生で弱小ソフトボール部。そのチームメイトの一人が病でこの世を去る。
遺された者達の7色の連作。
再読。
ひっさしぶりに読みましたが、天窓のはなし、印象的で覚えていた。
あとオトコノコがガラスにうつった自分に微笑むシーン。
どうってことないけど、心に残っていたららしい。 -
高校のソフトボール部のメンバーの7年後の短編集。それぞれの個性と人生が絡み合って‥やはり陽子の章がズバ抜けて面白かった!
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久々に読んだ、加納朋子の連作短編。
都合よすぎーとか、こんないい人ばっかりじゃないだろ、とか色々思うところはあるけど、それでもやっぱりミステリとしての面白さがしっかりあるし、暗く終わらないとこが好き。 -
高校のときのソフト部のチームメイト、牧知寿子”チーズ”が亡くなった。
専業主婦や編集者、保育士や看護師などそれぞれの人生を歩んでいるチームメイトたちの日々を、”チーズ”の死を絡めながら描いていく連作短編集。
それぞれのお仕事状況は面白く、それだけでそれぞれ一本の小説として成り立ちそう。特に保育士の佳寿美の話と管理栄養士の由美子の話はひとつの話としてまとまっていてよかった。
ベースに牧知寿子の死があり、それぞれの話に知寿子とのエピソードが絡み、最終的に知寿子の死の謎に迫っていく、という構成。なのだけど、それぞれの話が独立している分、まとまりがなくて、いっそ謎としてまとめなくてもよかったのではないかと思う。その謎も、兄がいろいろ調べまわってたり、別の友人を殺して入れ替わったのではないかとかの説が出てきたりとか不穏な空気だけは濃厚だったのに、結局たいしたことなくて肩透かしをくらったようだった。 -
以前読んだ「月曜日の水玉模様」の登場人物が出てくるというので読んでみた。
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装幀 / ミルキィ・イソベ
初出 / 『小説すばる』2001年2月号・5月号・11月号、2002年3月号・7月号、2003年4月号、7月号。 -
ソフトボール部員だった牧千寿子。高校時代の仲間たち。7年の時を経て集まったのは千寿子の葬儀だった。彼女たちの現在が、想い出をきっかけに動き出す。それぞれを主人公にした短編集。保母さんの加寿美(字あってるかな?)の巻がほんわかとして「日常の謎」らしいミステリ。まあ保育園やこどもイスをくっつけた自転車が出てくる時点で、イメージ全体がかわゆくなってしまうのだ。陽子の巻では他人からきつい性格とみられる自分を胸中で語るシーンがある。部員の中でも自分の顔色をうかがってくる久美などはあしらいやすく、わざと冷たい態度で接したりもした。だが予想外の行動をとる千寿子は得体が知れない存在で、居心地が悪かった。と感じていたようだ。私は明らかに久美のタイプだから、陽子の強さはこわい。相手に自分を受け入れさせることが人づきあいだと考えているような気がするから。でもってなぜか気に障ることばかり、してしまう自分。小説の中ではあるが、陽子のような人も、久美のような人もいるのだ、とわかって少し安心した。同じような年齢の女性をリアルに描きわけているところ、うまいな。
著者プロフィール
加納朋子の作品
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