水滸伝 白虎の章 (13)

  • 集英社 (2004年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087746983

作品紹介・あらすじ

官軍の反撃…漢たちは哭き、吠える!
決戦を前に、阮小二と童猛、李俊らは梁山泊水軍の強化に余念がなかった。だが大軍を擁して梁山泊殲滅に動き始めた官軍は、董万の巧妙な作戦で双頭山に奇襲をかける。守将・朱仝の凄絶な死闘が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 官軍からの猛攻を凌ぎつつ、梁山泊が静かに巻き返しを図る巻。

    あらすじは、李俊の水軍の活躍の場がようやく訪れる。

    官軍にはまだ劣る水軍だが、阮小二の工夫のおかげで緒戦を者にする。

    官軍が流花寨に迫るが、実は囮で双頭山が陥落の危機に陥るが、朱ドウの活躍で北京名大府の軍を退ける。

    武松と李逵は宋江の父親の護衛につき、青蓮寺を退け、父親の最後を見届ける。

    孔明が官軍の造船所に乗り込み、焼き討ちに成功するが命を落とす。

  • 号泣だった。それぞれの生き様に涙が出てきて仕方がない。「水滸伝」は中国でもいじられること無く、ほぼ原形を保った状態で語りそして描かれている。先日読んだものもそんな感じで面白味などまるで感じない。

    正直クライマックスは続編に来るような気もするのだが、やはりこの水滸伝はじわじわと近づいてくる禁軍最高の実力者の童貫との最終決戦であろう。

    「女を守れない男だといわれたくない」

    ような台詞を扈三娘に吐き己の命と引き換えに散った「林沖」やっぱり一番好きですね。6万の軍に包囲された林沖率いる黒騎兵の旗手であった郁保四と共に散る。

    この黒騎兵と遊撃隊の中には重要人物である史進、索超、馬麟、扈三娘、徐寧、そして楊令いた。戦の中心はこの騎馬隊になってくるので、それぞれに思い入れは強いが、北方水滸伝が他の作品と違うのはすべての登場人物がタイトルロールであってそれぞれにドラマがある。

    例えば軍の人選に当たっても細かな角度からそれぞれを眺め適材適所に振り分けられる。ただ指示がでてるのではなく、なぜかということまで書かれ読者を納得させてくれる。騎馬隊の華やかさに比べ歩兵の地味さはラグビーで言えばFWのように思える。彼らがいるから戦える。そんな思いを誰もが忘れず戦っているシーンはなんともいえない。本当に泣けるのだ、しかも人物に記憶がないと遡ってまた読んだりとそれを流して前に進むことの出来ない名作に感じる。

    武人の物語、文人の物語、女性の物語もあれば、凄いのは職人の物語もある。それぞれに命を懸けた壮大な物語です。男なら読め!といった感じです。まさに北方ワールドの集大成のように感じられます!

  • 必ず仲間が死んでいく。
    この先、誰が死ぬかと思うと続きを読むのが辛くなる。
    敵水軍の焼き討ちはハラハラ

  • 図書館で借りた。

  • 戦いにおける死。
    宋江の父親に思う李逵と武松の思いやり、誰にも通じることだがなかなか出来ない心の有り様だと思う。涙が出た。

  • やっとラジオ(KBCラジオ朝6:00「北方謙三水滸伝」)に追いついた。

  • まあ読むのに時間がかかった。まあモチベーションによるものだろう。
    ドンドン梁山泊の人間が、死んでいってしまうので落ち込んでしまったから。

  • 第13巻読了
    初期からの同志朱仝がとうとう斃れてしまった。
    敵が強くなりとうとう禁軍も戦に加わり、最終決戦へとむかっていく。

  • 見事な死に様と男の友情の連続だった。

    呉用は嫌われ過ぎ 笑

    人物紹介がめちゃくちゃ改善されてた。
    初めからこうして欲しかった。

  • 双頭山のシュドウがここまで強い男だという認識がなかったです。
    この巻では、シュドウの強さが光ります。

  • 宋軍十万が押し寄せる。
    敵の若き将軍董万の奇策により双頭山が全滅の危機に陥った。
    梁山泊軍の軍師呉用はその任を解かれる。
    梁山泊に赤い札が増えてゆく。
    漢たちがまたひとり、死んでゆく。

    戦場に在って、戦友の死を想う将軍、呼延灼。

    やはりこれはハードボイルドなのだな。

  • テーマは\\\"水軍\\\"。
    流花寨防衛と、来たるべき開封府攻略のために梁山泊水軍の充実を急ぐ李俊。
    造船を担当する阮小七は、軍船に様々な工夫を凝らし、試行錯誤を繰り返す。
    官軍との水軍対決を経て、新型兵器\\\"槍魚\\\"を考案。
    一方、官軍側の壮大な戦略により、双頭山が危機に!
    これまで積み重ねた防備を駆使して、血戦が繰り広げられる。

    官軍側の若き武将、趙安と董万の善戦ぶりが天晴れでしたねw

    ニン、トン♪

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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