- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087747034
感想・レビュー・書評
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津原さんの狂気と危うい部分を集め煮詰めたような短編集。始めの二作は特に読むの辛く止めようかと思ったが、多用する広島弁や妙な懐かしさに惹かれていく。『赤假面傳』『脛骨』『聖戦の記録』『黄昏抜歯』『約束』『ドービニィの庭で』が好き。
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Na図書館本
幻想的な短編集。
死をモチーフに。
もげた脚が川にぷかぷかしてたり、マキノさんの庭に犬が死んでいたり。
村山槐多の詩が出てきた赤假面 は、仮名遣いも旧式で雰囲気よかったです。
運命は美しい布だ
奇怪な印度さらさだ
花は輝き人は走り
馬は血に染む
笑ふ物、泣く物
高まる物、低き物
この布を裸身につけて
われは踊る
いのち短かき一をどり。
音の連続 村山槐多-
mei2catさん
さっそく読まれたのですね!mei2catさんの本棚覗かせてもらいました。近藤ようこさん版の『五色の船』読んでみたいです。mei2catさん
さっそく読まれたのですね!mei2catさんの本棚覗かせてもらいました。近藤ようこさん版の『五色の船』読んでみたいです。2023/01/05
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津原泰水さんが亡くなった。新聞の訃報欄で知り、言葉を失った。闘病中だったとのこと、そう言えば最近新刊を見かけなかった。もう読めないのか。衝撃の大きさに、自分がいかに津原作品を好きだったか思い知った。
たぶん本になったものは全部読んでいるはずだ。多才な方で、キレのあるSF,心底怖いホラー、切ない青春もの、いろいろ書かれていたが、どれもとても好きだった。一作だけあげるとするならば「五色の舟」だろうか。端正でグロテスク、残酷で清潔、他にない津原泰水だけの世界。この「綺譚集」は確か初めて読んだ津原作品だったと思う。これからもまだまだ読めると思っていたのに…。
もっともっと評価されてもいいのにともどかしく思いながらも、自分(たち)だけのものとしてそっとしておきたいような気もする、そんな作家さんだった。ご冥福を心よりお祈りします。 -
以前、装丁の綺麗な本ということでおすすめいただいた「綺譚集」。図書館で借りて読んでみた。
死に関係する話の短編集。グロテスクなんだけど読むのが苦痛に感じない耽美な世界。津原さんの本はルピナスシリーズから読み始めたが、この本の世界観の方が本来の姿なんだろうなぁ。
特に「約束」という話が一番気に入った。 -
怪奇、幻想、小説。
文章は綺麗で読み辛くて頭おかしい。
嫌いじゃないけど。 -
津原さんの描く妖しい世界が、圧倒されますね。
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(借.新宿区立図書館)
著者の訃報を聞き、気になっていた作品を図書館で借りた。
妖にして怪、淫靡、グロ、あとは死の匂いそして陰と幽かな。今の私には少々きついが、好きな人にはたまらない本だろう。 -
全部の話が死を描いている。よかった
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グロテスクで官能的な話が多いですが
小難い文体のせいで、読み終わった後の心地よい気味の悪さには繋がらなかったかなと思います。
犬猫を殺す場面がよく出てくるのも個人的には苦手でした。
初版本なのか、最後のページに印が貼り付けてあって、雰囲気がありました。
この本読んでみたいです。ご紹介ありがとうございます!
この本読んでみたいです。ご紹介ありがとうございます!
コメントありがとうございます!
かなりグロくてエロティックな危うい話が多いです。苦手なので辛かった。でも津原泰水さん好き...
コメントありがとうございます!
かなりグロくてエロティックな危うい話が多いです。苦手なので辛かった。でも津原泰水さん好きになってしまいます。