呪殺・魔境論

  • 集英社 (2004年9月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087747072

作品紹介・あらすじ

我らの身近にある「魔境」。その秘密を徹底解明!
「酒鬼薔薇事件」や「オウム真理教事件」を「魔境」の存在を仮定することで解明していく現代日本文化論。古今東西の「魔境」について言及する中、現代社会を覆う「魔境」の存在を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  •  宗教学者には、specをもつ人が多い。著者は、子どものころから鬼などを見たそうだ。自己の精神の全てを乗っ取られるといった危機を、劇的に克服する経験談を載せている。 オーム真理教の麻原と酒鬼薔薇に真正面から、「魔」「魔境」を見据えて論究してゆくところが頼もしい。しかし、二つとも見切ったとは言い難い。悟りか救いか、はたまた魔に陥るか、宗教は奥が深く混沌として見える。

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著者プロフィール

1951年、徳島県生まれ。國學院大学文学部哲学科卒。武蔵丘短期大学助教授。著書に『神界のフィールドワーク』『記号と言霊』(青弓社)、『翁童論』『老いと死のフォークロア』(新曜社)、『場所の記憶』(岩波書店)他。

「年 『記号と言霊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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