工作少年の日々

  • 集英社 (2004年7月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087747089

作品紹介・あらすじ

マルチ人間の独自な発想と日常…連載エッセイ集!
工学部助教授にして人気ミステリィ作家の著者、初の連載エッセイ集。研究と小説と、愛してやまぬ模型工作の日々の中で綴る、時間や忙しさ、小説etc.についての独自考察。目からウロコのマルチ人間の秘密。

みんなの感想まとめ

独自な発想と日常を綴ったエッセイ集は、著者の多彩な才能が光る作品です。工学部助教授であり人気ミステリィ作家でもある著者が、研究や小説、模型工作の日々を通じて感じたことを自由なスタイルで表現しています。...

感想・レビュー・書評

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  • 装画/森博嗣 本文イラスト・写真/森博嗣 装幀・本文レイアウト/松田行正

  • 森博嗣のエッセイ。
    多くのエッセイを出版している著者だが、その中でも特に適当に書いた感じ。
    しかし、その中に著者の素が見えて楽しい(それも森博嗣の策略か?)。

  • 模型飛行機を空に飛ばすために生きている。その気概が大切。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】914.6||M【資料ID】10502119

  • エッセイに対しては軽い文章というイメージを持っていましたが、その範疇にすらない軽いというかラフい文章だなというのが率直な感想。始めはその雑さが読みにくいかもと少し思いましたが慣れてくると特徴的な文体の崩し方もひとつのクセとして楽しくなっていきました。

    工作系の内容ということで、各章の開始には工具(例えばノギスやダイス・テーパリーマなど)の挿絵もあってちょっとワクワク。読んでいくうちに、ものづくりがしたくなってなってきます(なんとなく文章(小説)を書きたくなっているのではという気も少しだけ、いや勘違いかもしれないが)。

    著者の設計に関する考えが好きだったので、次また読むときのためにちょっとメモとして文章一部とページを↓に。

    ・デザインが「技」であるならば、アートは「芸」である。(P128)
    【デザイン】(を訳した言葉が「設計」である。)設計とは、別の言葉で表現すれば「最適化」
    【アート】とは、そもそも行き当たりばったりの作業-出来上がっていくうちに、発見があり-そこで何かが生まれる-作られるものは、製品ではない
    ・上手くいくものと、上手くいかないものを比べ-「そうか、ここか!」という部分-それがすなわち「ノウハウ」というものの真髄であって、技術の核心なのである。-その核心は、往々にしてマニュアルなどの文書-設計図にも、現れることはない(P181)

  • いやぁ笑った!痛快でした

  • エッセイになると、さらに好き勝手になるなぁという印象(良い意味)

    共感したのは「忙しい」についてと、「趣味」について。
    「忙しい」は共感もしたし、ちょっと痛かったなぁ。身につまされる。
    「趣味」はまさに常日頃思ってることと同じ!

    「文系だから」発言、「小説は簡単」発言に若干いらっとしつつも、
    これだけ自由に、そのくせ軸も持って生きている人の文章は読んでて気持ち良い。

    Web日記の分厚いやつも楽しみだ。さらに緩い内容なんだろうけど。

  •  なるほど、うんうん、そうだよなぁ・・・と思わず相槌を打ってしまう小話が多く、それでも時々暴走する森博嗣の書く文章という名の乗り物は心地がよいと同時にとてもスリリングだ。
    例えば、「工作と健康」のエクリでは

     ・・・・・なにかというと「健康が一番」と口癖のように言い続け、毎朝欠かさず散歩に出かけ、健康食品などにも気を遣っている人間ほど、どうもコンテンツがない。・・・・・

    とずばりいっているし(笑)

    「忙しさとは」では

    ・・・この「忙しい」という状態は、とにかく格好が悪い(中略)ようするに人気があるから忙しい、忙しいということは自分に才能がある証である、といった図式のようであるが、人気があるなどというような「他人の評価」に左右されていること自体が、そもそもレベルが低く、恥ずかしい状況であるといわざるをえない。・・・・

    と歯に布着せぬ物言いで自論を滔々と語っている。ああ周りにそういう人いるよなーと思い出しながら読むのもまた一興だろう。ただしその場合、「そういう人」というのが「自分」である可能性も忘れずに。

  • 以下が印象に残ったこと。
    ・やる気と時間は相関がある。
     やる気があれば時間を作り出すことができる。
     やる気がなければ時間もない。
    ・やる気というのは突然でてくるものではない。
     やる気をだすための種をまく必要がある。
     種をまくとすぐに芽を出す人もいるかもしれない。
     いずれにしろタイムラグが生じる。このタイムラグの長さは個人により異なる。
     うまくコントロールし、必要なときにやる気が出るようにすることが時間を多く使うことの一つの方法となる。

  • 中盤の「忙しい」考がよかった

  • 工作でもなんでもきっと
    宇宙の法則のもと動いているのかもしれませんな!

  • すごくすごくゆるい けどこのゆるい感じは案外嫌いでもない
    ただゆるいだけではなく しっかりとその人の中に筋があるし
    それが共感できる部分も多々あって 本当面白かった

  • 森博嗣とはどんな人なのかが分かる(ような気になる)エッセイ。
    こう言う考え方もあるのだなぁと感心したり、言い回しが楽しかったり、ふふっと笑えたり、なるほどと思うことも多々あって面白かったです。
    エッセイの合間に写真が載っているのですが、その写真に写っている模型やぬいぐるみなどのセンスが良く(と言うか、自分の嗜好にあうデザインが多い)、森氏の机の上のごっちゃり具合も素敵だなと思いました。

  • 森博嗣初のノンジャンル・エッセイ集

    読了日:2006.04.28
    分 類:エッセイ
    ページ:238P
    値 段:600円
    発行日:2004年7月発行
    出版社:集英社
    評 定:★★★+


    ●作品データ●
    ----------------------------
    主人公 :(森 博嗣!?)
    語り口 :当然、1人称
    ジャンル:エッセイ
    対 象 :一般向け
    雰囲気 :言いたい放題好き勝手
    イラスト:森 博嗣
    装丁・レイアウト:松田 行正
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    ---【100字紹介】-------------------
    小説「すばる」に連載された、
    森博嗣初のノンジャンル・エッセイをまとめたもの。
    工作のこと、小説のこと、鉄道模型のこと、
    生活のこと、過去の思い出、ときには教育論?まで!
    森博嗣節満載の、言いたい放題エッセイ 
    -------------------------------------


    非常に「らしい」エッセイです。まあ「らしくない」エッセイというのもなかなか考えにくいのですが。テーマの縛りは特になく、月刊誌に連載されたエッセイです。毎回、ゆるいテーマのようなものはありますが、とにかく横道・脱線が多いのです。それでも鉄道模型ファンか!というくらいでして。謎のジョークで道なき道を突き進む、「森博嗣」節満載のエッセイです。

    主張することや、過去のことは、日記などの本作以外の作品となんら矛盾することなく、確かにそこに著者の「存在」が感じられます。確か、日記本では時は移り、周りは変わるけど、ただひとつ、自分だけは変わらない、というようなことを記していましたが、確かに。森博嗣は、いつまでも森博嗣みたいです。

    文章は軽く、分量もそれほど多くないので、比較的あっさりと読めるエッセイです。気軽に手にとれる作品かと。



    ●菜の花の独断と偏見による評定●
    ---------------------------------
    文章・描写 :★★★
    展開・結末 :★★★
    キャラクタ :★★★
    独 自 性 :★★★+
    読 後 感 :★★★
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  • “設計図といえば、宇宙戦艦ヤマトのコスモクリーナを思い出す(思い出さないのが普通だと思う)。そもそも、戦艦ヤマトが宇宙へ旅立ったのは、こいつのためだった。コスモクリーナというネーミングが、なんか、テレビショッピングに出てくる掃除機みたいで無難だ。「宇宙」と書いて「コスモ」と読ませる名前があるが、「コスモ君」っていうのも、実に微笑ましい。「大地」とか「地球」と書いて、「アース」と読ませる名前がないのは、マグマ大使のせいか、あるいは殺虫剤のせいだと思う。それはさておき、コスモクリーナというのは、宇宙を大掃除するメカではない。放射能除去装置である。”

    エッセイ。
    ()内の突っ込みとか一言がどうしようもなく面白い。
    そういえば、文章の中に“小説全体の長さの三分の一までに人を殺しなさい”という目安があると書かれていたけど、本当なのかな…?
    まぁ、それはそれとして、工作の過程とか内容とかは読んでいて楽しい。

    “この数年は小説を書いているけれど、そもそも僕は小説書きではない。絵も音楽もやったが、文章だけには手を出さなかった。(中略)ものを作ることは僕の一生のテーマといっても良い。小説の執筆も、いろいろ試している工作の一環でしかない。”

  • 2004年11月4日読了

  • 工作中心のエッセィかと思ったけれどそういう訳でもなく。色々なテーマのエッセィで面白かったです。

  • 1/20購入 
    工作好きの著者のエッセイ。 ガレージが出来て、道具もそろえて、さぁ工作をって。 工作にかける思いが多少なりとも出ていて楽しめました。 因みにこの本読んだ後、本棚制作に取り掛かりました(笑)

  • いつもの事ながら森博嗣という人のエッセイは共感できる部分が多い。
    そしてこういう自由に生きている姿は正に理想だね。

  • 最初のあたりのUSJのおばちゃんギャグのインパクトが強すぎて、他の内容が思い出せない…。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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