- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087747249
作品紹介・あらすじ
本書は、スウィフトの『書物合戦』を手始めに、様々な書物を登場させ、古今東西の書物について論じ、そこに起こった格闘や新旧論争を交えた書物論である。書物は世界を一周する!スウィフト、漱石、パウンド、フォースター、ヘンリー・ミラーら、「書物」と「戦争」をキーワードに、古今東西の文学をめぐって繰り広げられる21世紀の空想旅行記。
感想・レビュー・書評
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『ガリヴァー旅行記』のジョナサン・スウィフトと夏目漱石から始まる書物論。
書物論と書いてあるけど、途中ジョージ・オーウェルとラジオについての話が長いので、メディア論とも言えるか?
二度の世界大戦と、特に東西の狭間にいたと言えるインドにおいて、どのような思惑が入り組み、書物があったか(また、その結果事態がどう動いたか)というような話。
途中からあんまり入って来なかったので、大体。
ただ、国単位で見る文学史ではなく、こういう世界史的な視野で見た文学史って面白いな、と思う。
あとはシュテファン・ツヴァイクとジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』の流れが入っていて、ああまた読まないとな、という気にさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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