「話して考える」と「書いて考える」

  • 集英社 (2004年10月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784087747270

作品紹介・あらすじ

ノーベル賞作家が語り考えいま伝えたいこと。
言葉をみがき、みがきだされた言葉によって豊かに表現される現実。世界と文学、時代と社会、政治と教育の「今」について、深く考え、易しく語りかける講演集。既刊『大江健三郎・再発見』と共に。

みんなの感想まとめ

言葉の力とその表現の重要性について深く考察されている本書は、読者に多くの示唆を与えます。著者は、会話主義からの脱却を提唱し、書くことの論理性を重視する姿勢を示しています。読み進める中で、時には言葉の迷...

感想・レビュー・書評

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  • 「re-reading」「言葉の迷路をさまよっているような読み方にも意味がある」大江健三郎の本からはいつだって何かを得ることができる。会話主義から抜け出し、書くこと・書き言葉の論理性の優位を回復せねばならない、という彼の主張も面白い。

  • 38262

  • 三葛館一般 914.6||OE

    保健看護学部 西村賀子先生
    ご存じ、ノーベル文学賞を受賞したたった二人の日本人作家の一人、大江健三郎。彼の文体は難解なことで有名だ。しかし、柔らかい食材ばかり食べていると、顎がきちんと発達せず、歯並びが悪くなるように、読みやすいものばかり読むのは、どうなのだろう。大学生になったのだから、歯ごたえのあるものも読んで、刺激を受けてみよう。
    本書には医療・看護に関する章がある。そこに収められているのは、「語る人、看護する人」、「病気と死についての深い知識の向こうにあるもの」、「暗闇を見えるものとする――精神医学の表現者の思い」の三篇。いずれも学会での講演なので、話し言葉だし、ユーモアもほどよく混じっているので、大江にしては読みやすい。
    本書は、知識や技術の根底をなす、看護にとって最もたいせつなものについて考えさせてくれるだろう。本書をとおしてシモーヌ・ヴェーユを知り、人間についての思索を深めてほしい。

    和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=63028

  • 同時進行型生命信仰

  • 多くの示唆を与えられます。人との繋がりをとても大切にされていることを感じます。

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著者プロフィール

大江健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。

「2019年 『大江健三郎全小説 第13巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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