- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087747324
感想・レビュー・書評
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亡者が出逢わせた不思議な縁で出逢ったグラフィックデザイナーと楽器職人のせつない恋物語。ワタシは恋愛小説不感症なのだが、読後泣きそうになった。流石に涙は出なかったけれど。帯の文章が小川洋子なのだが、小川洋子好きな人にはオススメかも。逆説氏みたいなヒト、大嫌い。
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「素敵な恋愛小説」とレビューにあったので読んでみました。
今まで読んだものとは、ちょっと空気感が違って、こういうのも良いな~と思いました。
読後がほっこりして温かくなりました。 -
1/13 読了。
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夭折した詩人・寒川玄児。祖母の遺品の中に彼の日記が残されているのを見つけた暁子は、日記をもとの場所へと返すべく、玄児の孫の寒川耿介と連絡を取ろうとする。
怪奇譚かSFかはたまたミステリーか、と思いつつ読んだところ、とても落ち着いた恋愛小説でした。が、なかにつまった言葉の熱量が相変わらずすごい。贅沢。 -
ありがちな恋愛小説とはちょっと違ってきたので
読み進んでいくうちに、面白くなった。
なんだか意外な恋愛小説。
なかなか。 -
ホラーだと思って構えて読んでいたらなんと、純愛もの。半分以上読むまで、「今にくるぞ~・・・」って思っていました。(笑)
運命の恋というか、一生に一度の恋というものがしてみたくなる。よ~し、次生まれ変わったら絶対するぞ!!・・・え?今の夫ですか?・・・コメントは差し控えさせていただきます・・・。
それにしても作家さんっていろんなお仕事を知っているなぁとひたすら感心。 -
2010/8/11 好
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津原さんの恋愛小説、ということで勝手に敬遠していた本。
恋愛小説はなんだかしらんが苦手だ。
って思ってたけど、これ新幹線で読んでなかったら
たぶん泣いてた。
上質な恋愛小説だと思った。
こんな恋絶対したくないけどしてみたくありませんか。随所に入る随筆がまた美しい。なるほどこれは大人のための恋愛小説だろうな。これを10代で読んでもきっと「意味わからん」で終わるんだろうな。30代になってもう一回読み返してみたいなぁ。